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ヘアドネーションをしました

昨年末に小学生の娘(小5)がヘアードネイションのために長年伸ばしつつづけた髪の毛をカットしました。

ヘアードネイションとは、小児がんや脱毛症など髪の毛の問題がある子どもたちに医療用ウィッグ(かつら)を作るために伸ばした髪の毛を寄付することです。

娘の思いはとても素敵やし良いことやわ~!と大いに賛成してはじめたのは4年ほど前になります。長くなればなるほど洗うのも乾かすのも結構大変、最終的には完全野放しに状態でした。

ようやく寄付できる長さの31センチまで伸びたぞ!といざ美容院へ行く前に電話をかけヘアードネイションしたいことを伝えると、

「以前は切った髪の毛を美容院が送ることもありましたが、美容室で髪の毛を送らずに売ってしまったという問題があって、今は切った本人が直接団体に送る傾向になっているんです」とのこと。

まぁそんな悪事をはたらく美容院もあるんだと思いながら、言われた通り持ち帰り用のジップロックを手に近くのお店に向かいました。

余裕な気持ちで行ったもののお店の人に再度長さを計ってもらうと、31㎝ギリギリ。横髪は長さが足りないとのことで、後ろ髪をドネイション用に5束カットしてもらいました。

寄付する先はいろいろ調べてみましたが、私はJpan Hair Donatiron & Charity(JHD&C)さんに寄付することにしました。

◆JHD&C・・・日本で一番歴史ある団体なので、賛同サロン数が一番多くオリジナルのシャンプーやチャリティファンディング等、違った形での参加もできる。希望者には受領証も送ってもらえます。(返信用封筒は寄付者が用意)サロンに切った髪を送ってもらいたいという方はこちらの団体だと近くの提携サロンが見つかりやすいかもしれません。

他にも長さが31㎝なくても15㎝から寄付ができる『つな髪』さんや、「破牙神ライザー龍(バキシンライザー リュウ)」というオリジナルヒーローがボランティア活動をしていて、オリジナルグッズも販売している『HERO』さんという団体もあります。

1つのフルウィッグを作るのには10万円程度の費用がかかり、20~30人分の髪の毛が必要だそうです。思った以上にたくさんの髪の毛がいることに驚きました。

30㎝でようやく15㎝のボブヘアのウィッグができますが、実際のところ必要としているのは女の子が多くて本当は50㎝あれば長い髪ウィッグを作ることができます。長ければ長いほどいいんですね。
31cm伸ばしただけで(しかも娘が)ヒィコラ言ってた自分がちょっと恥ずかしい。

普段わたしは髪の毛は伸びるものだし、あって当然と思っていました。そっか、あるのが当然だと思っているものが、ない方にはきっととてもストレスになるんだろうな、とあらためて気づかされます。

それに寄付した後もウィッグは作るためにはすべてが手作業。毎日たくさん送られてくる髪の毛をひとつひとつ開封して、仕分けする作業もとても手間と時間がかかりそうです。

たくさんの人の手によって届けられることが行動することで、少し知ることはできました。

送った髪の毛はほんの少しですが、誰かの笑顔につながれば嬉しいです。


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