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活動報告

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2023年1月の記事一覧

新刊『光をたたえる』について

東京SUNNY BOY BOOKSさんでの個展から2ヶ月が経った今、満を持して個展名を冠した詩集を刊行しました。 44P、全25篇収録です。 「Protest_2022_No.2」 「抱擁の中で腕を広げる」 「朝」 「河岸」 「Protest_2022_No.1」 「ここはいずれあなたが至るところ」 「全景」 「生誕の真夜中」 「ハッピーバースデー」 「あなたを助けるすべての友の名」 「夜明け前」 「心臓に生きる太陽」 「愛の実存と実証」 「人々のよすが」 「命の泉の水面に

ともにあるために詩にできること

あわいをゆるす言葉わたしは、言葉が苦手で、的確に伝えるための言葉を書くことがとても下手。レビュー、人に読んでもらうための紹介文は全部個人的な感想文になってしまう。感じたことを言葉にすることと、正しく伝わるように書くこと、両立させようとすると混乱してしまい、感じたことを隠したりゆがめたりして書かないといけない。 加えて、話すことも苦手だ。これはもう理由を考えるのも面倒なくらい、昔から、どうしようもないことだ。ある日、さんでのお話会で話した通り、話すより書くほうがまだまし。ましだ

公園日記1/1-1/3

1/1公園二日目。 Bon Iverを聴いていた後におすすめで流れてきたNovo AmorがBon Iverにしか聴こえない。「Decimal」という曲を聴きながら「光の中に立つあなたへ」を書いた。歌詞の意味がわからなくても音楽が呼び水になり詩が生まれてゆく。日暮里駅の天井から降る光がすきだ。ひととき席をお借りして流れてくる人の中、詩を印刷する準備をする。 昨晩はりきって朗読していたので喉がかさかさするけれど、朗読の後はしばらく声を出すのがたのしい。耳が自分の声に向かってひら