「一握りの抱擁」について
その手を、握りたい。
石の存在を借りた企画をはじめます。
「お守り」としての存在
私は「物」を作れない。
すること(詩作やデザインや撮影)はすべて「あるものをあるべき姿」に仕立てるということに尽きると思う。言葉だって隅から隅までこの世における借り物だ。土や木と話しながら形あるものを作り出したり、水と粉をこねて美味しいものを作るひとの仕事にときどき憧れてしまう。
昨年からときどき「お守り」と明言して詩のカードなどを作っている。
悲観しているわけじゃないけれど、ここは依然として