【自主制作】私のおすすめの本

#シーライクス 　課題提出の記録です😇
温かい目でご覧いただけると嬉しいです🥹

皆さんは大切な人と聞いて誰を思い出しますか？
その人に最近いつ会いましたか？

「大切な人は失ってから気づく」

といいますが、昨年大好きな祖父を亡くしコロナでなかなか会うことができなかったことに後悔しました。

今回私のおすすめする赤川次郎著の『ふたり』は、

• 大切な人と過ごす時間が減った

• 思い出す機会がない

• 大切な人に自分ができることがわからない

• 大切な人が自分に与えてくれる幸せなことが知りたい

これらのことを考えるきっかけをくれます。

私のようにもう会えなくなってから後悔するのではなく、
ぜひ今会えるうちに大切な人を思い浮かべながら読んでほしいです。

【大切な人はいますか？一緒に過ごす時間を大切に】

憧れの姉が高校2年生のころ交通事故で亡くなります。
突然起きた悲劇に妹は長い間泣き続けます。
そんな妹を心配してかある日姿は見えないけれど姉の声だけ頭の中で聞こえるようになります。
それはお互いを想いあう姉妹の絆が結んだ不思議な出来事でした。

妹も私と同じように、いなくなってから姉が大切な存在だったことに気が付きます。

今一緒に過ごす時間がとても貴重で、一緒に過ごせるときに感謝の気持ちや自分の思いをたくさん伝えていこうと思いました。大切な人のそばにいれる時間は限りがあるということを改めて考えさせてくれますね。

【大切な人のピンチ！自分ができること】

妹のもとにたくさんの困難が訪れます。
まずは家族の問題です。
母は姉が亡くなったことで心身の体調を崩してしまいます。そして父は母のそばにいようとせず会社の部下と不倫し、家を出ていってしまいました。姉は優しい言葉で妹に元気をくれます。妹は悲しみながらも現実を受け入れ前を向く決心をしました。

そして次に友達の問題です。
友達の父親の自殺未遂や部活の仲間からのいじめなどこんなにも辛いことが立て続けに起こるのかと思うほど妹を苦しめていきます。
そんな時に姉の妹を想う気持ちにとても感動します。姉は妹とともに改善策を考えます。
そして時には妹の悪いところを指摘し、注意します。妹にアドバイスをし、妹の行動を見守る。姉の妹を本当に大切に想う気持ちが伝わる場面でした。

大切な人が困っているときにそっとそばに寄り添ってあげて一緒に悩んで改善策を考えてくれる人が1人でもいると本当に安心しますよね。
私も誰かのそんなそんな存在になりたいと思いました。なかなかアドバイスを伝えることが難しい場合はそばにいてあげたり最後まで話を聞いてくれるだけでも嬉しく思います。

【大切な人が与えてくれるもの】

いつもそばにいてくれた姉がある妹とのあるやりとりが原因で声が聞こえなくなりいなくなってしまいます。でも妹は姉がいつも自分のそばにいてくれると信じて強く成長した姿を最後に見せてくれます。

妹は姉がいないと何もできないような少し頼りない子でした。けど姉という大切な人がくれた安心感や勇気のおかげで最後に強く成長しました。

私も祖父や母からいつも元気や愛をもらっていました。さみしい時には声を聞くだけで安心し、嬉しい時には一緒に笑い合い、当たり前の日常が本当に大切なものだとこの本を読み感謝の気持ちで溢れてきました。

大切な人は自分に「安心感や幸福感」を与えてくれる存在だと思います。
ぜひ皆さんも「ふたり」を読み大切な人と過ごす時間を大切にしてください。