見出し画像

女性の事業承継支援について

こんにちは!
静岡県の中小企業診断士、大滝綾乃(オオタキアヤノ)です。

毎日寒い日が続きますね!風も強くて外出する時に勇気がいりますね(^-^;
この前、駐車場に車を止めて出る時に精算しようとしたらお札が飛んでしまい、慌てて車から出ることになりました(^-^;待ち合わせ時間ギリギリに止めてしまったためちょっと高い駐車場に止めることになってしまったのも反省点です。これからは値段を確認して駐車しようと思います。

今回の記事は女性の事業承継者支援についてです。
先日、女性の事業承継者・承継予定者が集まった座談会が、静岡市で行われました。主催は『静岡県女性経営者団体A・NE・GO』という、現役バリバリの経営者・承継予定者9名が、これから事業承継する方・された方を支援する団体です。支援内容は相談対応や交流会の開催等です。今回は交流会が行われ、6名の参加がありました。

静岡県女性経営者団体A・NE・GO ホームページより
皆様、第一線で活躍されている女性経営者です。

私はこの団体の事務局を務め、セミナーや交流会開催時のサポートを行っています。活動内容を詳しく知りたい方はぜひホームページをご参照ください。

この団体は女性経営者の声の下、作られたのですが、なぜこのような団体を作ったかというと、女性の事業承継は先代(主に父親)や従業員、取引先との関係など、男性中心の社会の中で生じる問題が多くあるからです。通常の事業の引継や株式の移動などは、金融機関や全国にある『事業引継ぎ支援センター』などで支援をしてくれますが、それ以外の課題、特に実際に経験した人でないと分からない課題については、なかなか対応することが難しいと思います。
女性の事業承継者が多くない中で、同じような経験を持つ女性経営者が身近に相談できる場所を作るためにこの団体が設立されました。

実際に交流会や相談会を開催してみると、『どこにも相談することができなかった』、『家事や育児もあり、キャパオーバーしている』との声も聞かれます。忙しい社長業と家事・育児を両立させることって本当に大変だと思います。
相談者の中には両親や配偶者の急逝により、引継ぎの期間もなく突然社長になられた方も多いです。女性の事業承継者の中には突然社長になった方が4割もいるというデータもあります(エヌエヌ生命より)。突然社長になられた方はどこにも相談するところが無く、わざわざ県外から相談に来られる方もいます。
また、コロナ禍で、男女ともに育児時間が増えても、女性の育児時間は男性の育児時間の2倍というデータもあり、仕事も家庭も忙しい日本女性が多いことが分かります。その女性が社長だったら、どれだけ忙しいかってことですよね。

男女共同参画局のホームページより
女性の、仕事と家事と育児の時間を足すと11時間を超えてる(:_;)

すぐに解決できるような課題ばかりではないので、交流等を深め、徐々に解決できる方向へ持っていくことを、当団体では行っています。最終的には自分自身で乗り越えなければならない課題ですが、筋道を立てたり経験に基づいたアドバイスが必要な方が多いです。このような活動を少しずつ広めていく予定です。
当団体のゴールは『このような団体が必要なくなる社会の実現』です。女性の事業承継をスムーズに進めるために、女性にとって働きやすい環境を整えることも大事なことだと改めて感じました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

暖かくして過ごしてください!