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会社員が診断士にチャレンジするメリット

こんにちは!
静岡県の中小企業診断士、大滝綾乃(オオタキアヤノ)です。

ここ最近の更新頻度が1か月程度となってしまい、申し訳ございません。通常業務のほかに、事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金などの補助金の申請から事業化支援などが入っており、忙しくしております。プライベートでは夏休みが終わると同時に子どもが参加予定の地元の秋祭りの練習などもあり、娘も私も慌ただしい日々を過ごしております。8月いっぱいは毎日お弁当を持っていくので、毎日のルーティーンに一つ加わってしまい、さらに慌ただしいですね。もうひと踏ん張りです!

さて、8月は中小企業診断士の試験シーズンだったこともあり、試験のモチベーションアップなどのために私のnoteを見ていただく方が増えたように感じます。私も支援機関に入社してから中小企業診断士の世界を知ることになったので、大手企業に勤める方などはまだまだ知られていないことが多いのかもしれません。中小企業診断士の資格は独立前にも役立ちますし、独立後も泊が付くと感じます。

そこで今回は、私が考える、企業に勤めている方が中小企業診断士の資格にチャレンジするメリットについて記載したいと思います。また、デメリットについても少し触れてみたいと思います。

企業内診断士のメリット

①体系的な知識が身に着く

中小企業診断士の試験科目は人材、マーケティング、財務、法律、ITなど、経営に関することを幅広く学ぶことができます。経営に関することを学ぶことで経済関係のニュースにも詳しくなりますし、自社及び取引先などの経営者と話をする時にも役に立ちます。また、企業の法務部や情報システム部などに配属されている方は触れている分野が専門的であることが多いですが、試験科目を学ぶことで多角的に経営状況を見ることができるようになります。

②社外の人脈ができる

勉強や資格取得後の研修、研究会を通して、企業内診断士と交流を持つことができます。私も資格を取得してから、他の企業の方と交流する機会が増えました。診断士の資格を取ると診断士協会に入会でき、その中には特定の分野について深く研究する「研究会」というものがあり、入会することで特定分野に関することなど様々な情報を得ることができます。また、名刺の欄に「中小企業診断士」と書くことができ、話題にもなりますし、取引先の中小企業診断士の方と合わせてくれたりします。

③会社を辞めて独立するという選択肢ができる

会社勤めの方はその業界が突然無くなってしまう、新しい上司と意見が合わないなど、職場に関するリスクが伴います。しかし、資格を持っていれば、独立という選択肢ができるので、「ずっとこの職場に居なければならない」という心理的負担を減らすことができます。また、難しい国家資格を取得することで社内外での信頼性が増し、部署移動やキャリアアップの機会にもなる可能性もあります。

資格のデメリット 資格維持費用・要件

一方でデメリットもあり、その一つが診断士の資格維持に関する費用・要件です。診断士の資格を維持するためには2種類の要件があります。一つ目が知識補充要件です。登録有効期間5年間で5回の更新研修を受けなければなりません。基本的に遅刻は×、4時間以上受けなければならず、受けるのが大変な方も多いです。静岡の更新研修はオンラインが無いため、枠がすぐにいっぱいになってしまいます。静岡で受けられない場合は東京の方で行われているオンライン研修を受ける必要があります。二つ目が実務要件です。実務要件は中小企業への診断助言業務等に30日以上従事することです。これも難しく、発行してくれる企業に勤めている方は良いですが、企業内診断士の方はこの実務要件の取得に苦労しています。実務要件を受けられない方のために実務補修というものもありますが、費用と時間が必要になります。
また、診断士協会に入会すると毎年一定の費用が発生します。大体4万円位です。企業内診断士の場合は入会に関してあまりメリットを感じない方も多いです。

このようにメリットもありますが、費用面や更新面のデメリットを感じる方もいます。資格に興味がある方は調べてみてください。私も資格取得に3年かかったので長期戦ではありますが、取得することで人脈が広がりました。興味がある方はぜひチャレンジしてください!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

まだまだ暑いですが、もうすぐ秋ですね!