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第五夜 西表島で発見した#NoBagForMe

 こんにちは、あやのです。

 西表島に住んで地味に驚いたことの一つに、「生理用品を買ったとき、紙袋に入れてもらえない」があります。エコバックを使わない人も普通にいるので、レジを通した商品をそのまま抱えていく=生理用品もそのまま抱えていく人がいます。しかもしかも、それが女性一人のお客さんではなく、男性と一緒だったりします。完全にNoBagForMeスタイル!!!

 思い出すのは、昨年のソフィが行った生理用品のパッケージデザインアンケート。わたしも、薬局やコンビニで生理用品を買うときに、なんとなく男性店員を避けたりしていたので、とても画期的だなと思いながら当時企画を拝見していました。Overviewは以下の記事をご覧ください。以下の記事でも取り扱われていますが、個人的にはシンプルなデザインを推していました(ハヤカワ五味ちゃんが大好きです)が、結局可愛らしいものに落ち着いたため、「うーん」と思ってしまいました。「可愛らしさ」だけを根拠として、NoBagにしたいとは思えないのです。ただ、NoBagでも目立たないような、男性でも買いやすい、男性に買ってきてとお願いしやすい商品が欲しかったのです。

 このように、現状の問題(生理用品を買うときになんとなくコソコソしてしまう、という、男性には見えづらく事柄であり、女性にとってはもはや当たり前すぎて問題意識すら持っていないような事柄)に対して、ビジネスで解決していくのは、資本主義的なSolutionだなぁと思っています。一方、西表島の生活では、そもそものその問題が生まれていません。だからと言って、「生理は恥ずかしいことじゃない!恥ずかしいという意識をまず無くそう!!」と発信しても、なかなか現実は変わらないであろうことは、容易に想像がつきます。

 ですが、日本でも、NoBag感覚で当たり前に生きている場所があることを知っていて欲しいのです。そもそも、西表島には薬局やドラッグストアがありません。生理用品もたくさん選べるほど種類は置いていません。スーパーの一角に置いてあるのみで、その通路は男性も普通に通りますし、いい意味で特別視されていません。生活の中に普通にあるものの一つなのだと思います。性教育なんて名前を付けなくても、当たり前に、普通に。

 となると、そもそもなんで都会では特別視されているのか?というと、その方が経済が潤うからですよね。「女性のための」「女性のことを考えた」という耳心地のいい言葉を先導し、各社が競合して作り上げた結果なのだろうと思います。商品が溢れた結果、「安いから」「お得だから」「損しないから」などという理由で、本当に欲しいものではなく、商品を作っている会社に選ばされるように商品を買っていませんか?昨年からずっと、資本主義の限界を感じています。現状の、モノと情報に溢れたノイズの多い社会で、「わたしはいま幸せです」って言える人ってどれだけいるのかな?って疑問だよ。

 西表島は、物を売っている場所が少ないので、生理用品に限らず「選ぶ」ことが自体が贅沢であるように思います。「必要なのは生きていける分だけ」「それもみんなで分け合うのが大前提」そんな空気を、ここでは感じています。もしあなたがいまが幸せじゃないなら、思い切って、自分も環境も変えようよ。同じ日本なのに、同じ日本とは思えないほど豊かな場所が、あるんだよ。

 物は少ないけど、わたしはいま幸せです。

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