5/17の日記 カラスが迷い込む

今日、午前中のトマト農園のバイトへ行くと、Tさんから「ビニールハウス内の農作業をしてほしい。」と、指示があった。農作業の準備をして作業を始めると、どこからかカサカサ音がした。ビニールハウスの、窓が開いていたから風が入ってきて何かがこすれているのかと思った。作業に戻ると、今度はコツコツと音がした。「なんだろう?」と思い、ビニールハウス内を一周すると窓の所にカラスが居た。カラダは小さく弱っているのか、元気がなく私が近寄っても逃げようとはしなかった。出入口を開けておけば自分で出ていくかと思い様子を見ていたけど、カラスは動かなかった。
以前Tさんが、「カラスが弱って自分の田んぼにいたから処分した。」と言っていたから、「今、Tさんが様子を見に来てカラスの存在に気がついたら、どうするのかな。やっぱりこのカラスも同じように処分されてしまうのか?」と、思ってしまった自分がいた。とにかく、カラスをビニールハウスの外に出そうと、カラスに近づくと体に触れることができたから、体を持ち上げてビニールハウスの外に出した。軍手をしてカラスに触ったけど、そのまま農作業に戻るのは嫌だったから、作業場に戻り手を洗い軍手を交換していると、HちゃんとSさんから「どうしたの?」と聞かれた。「ビニールハウス内に、カラスが迷い込んでいたから今、外に出したの。カラスを触ったから、軍手交換に来たんだ。」と伝えると、HちゃんとSさんは驚いていた。
人生で初めてカラスに触り、ドキドキしたバイトの時間だった。


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