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暴走する義母2

納棺が終わり、明日が通夜だと思うと旦那さんとの別れが近づいてきている事が嫌で嫌で、明日なんか来ないで欲しいと思っていました。夜、眠れなかったので旦那さん宛に手紙を書く事にしました。最初は、恨み節を書いていました。ふざけるな!なんで置いていったの?1人にしないって言ったのに。結婚式の時、私を悲しませるようなことはしないってみんなの前で言ったのに、あれは嘘だったの??なんで?どうして??と思いながら、大泣きしながら手紙を書いては捨て、書いては捨てを繰り返しました。最初は、恨み節しか書けなかったのが、段々と2人で過ごしていた時の出来事や大笑いして過ごした事を書き出せる様になっていました。最後は「ありがとう」と、書いていました。
通夜当日、会場へ早く行き、私と母が棺の中に手紙を入れようとしていると、を葬儀屋の方が「奥さんの手紙は胸元に置きましょう。」と言って手紙を胸元に置いてくれました。準備しておいた結婚式の写真とペットの写真は、ずた袋の中に入れました。義父母達も手紙を書いてきたとの事で、旦那さんの手元辺りに置かれていました。

通夜は無事に終わり、母と私が寝ずの番をする事になりました。旦那さんとこの世で過ごす最期の夜。母と色んな思い出話をして過ごしていました。すると母が「もう二度と体に触れる事が出来なくなるのだから、ちゃんと触っておきな!」と言い棺の蓋を外した瞬間、私は「えっ??ちょっと待って。お母さん…私が書いた手紙の位置が変わってる…胸元に置いてくれた手紙…義父母の手紙になってる。私が書いた手紙は、足元に置かれてる。」と、母に言うと母は驚き手紙の位置を確認した後「何これ!!いつの間にこんな事したの。あの母親、一体うちの娘をどこまでバカにすれば気が済むの!!これは酷すぎるでしょ!!あのバカ!」と怒りだしました。私は「なぜここまでバカにされないといけないの?ふざけんな!!くそばばあ。もう嫌だもう無理もう無理。顔すら見たくない、声も聞きたくない。」と、母に言いました。
母は「手紙の位置を元に戻そう。」と、言ってくれましたが私は、「そのままでいい。あんなクソ女と同じような事はしたくない。」と言い手紙の位置をそのままにしておきました。
私は、どこまでも自分さえよければいい、私の気持ちなんか関係ない。自分の大好きな息子、母親なのだから許されるだろう的な考えでやってるのか??このクソ女??マジで最低最悪だ。と、思っていました。

義母の行動は、私の心をズタズタにしました。






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