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台湾からドラえもん電鍋がやってきた&大同電鍋を使うための下準備

ある日、台湾からドラえもん電鍋がやってきた

3月中旬のある平日昼間の話。自宅でオンライン会議中、チャイムが鳴って「郵便でーす」。焦りながら玄関にダッシュしたら、こんな可愛い箱を抱えた郵便局員さんが立ってました。ど、ドラえも~ん!!
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最近日本でも人気上昇中の、台湾の定番家電「大同電鍋」です。台湾好きのワタシ、悩むことウン年で、ついに、ついに大同電鍋を我が家へお迎えしてしまいました。しかも限定品のドラえもんバージョン😆

箱の中身をご紹介しますね。

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スペック的には、外釜ステンレスモデル、11合サイズです。日本版ではなく、台湾版なので電圧は110V、メインスイッチのみで保温ボタンがありません。

色が青いドラえもんが電鍋本体。ピンクのドラミちゃんは電鍋型の小物入れ(おまけ)です。

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外釜のコンセントが外せるのがうれしい。緑色のはアース線ですが、まあ使うことはないでしょう。このほか、お米を量るカップやおしゃもじなども付いてきますが、特筆すべきはこの使用説明書!「表紙のドラちゃんがかわいいなあ」と思いながら中を開くと……

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すごい!説明書の中までドラえもんやのび太が……♡ なにげに全ページキャラの絵が違って、ドラえもん愛を感じます。か、かわええ……

実はこれ、2018年の限定モデルなんです

大同電鍋は2018年に100周年だったらしく、この年には数種類の限定モデルが出ました。このドラえもん電鍋はその限定モデルのうちの一つ。もう3年も前なので、新品で出回ってるものもほとんどないだろうなと思い、普通の電鍋よりはちょっと高かったけど(しかも台湾からの送料もかかるけど)購入を決意したのでした。

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電鍋選び、悩みますよね~購入に至るまでの軌跡~

台湾好きで、ここ数年は年に3~4回くらい通ってる私。もちろん電鍋の存在は以前から知っていたのですが、なんとなく「買っても使わないんじゃないかな」「台湾料理、自分では作らないし」と思って、買おうとはあまり思っていませんでした。そんな私が「電鍋、本気で我が家にお迎えしてもいいのでは……?」と思ったのは、HowToTaiwan編集長・田中伶さんによるこのnoteがきっかけでした。かなりバズっていたので、読んだ方もたくさんいらっしゃるのでは。


さらに、遡ること数週間前。ル・クルーゼがドラえもんコラボの鍋を出す、というので浮き足立ってたところに、敬愛するスープ作家の有賀薫さんが「電鍋買ってみたレポート」を投下。「あやのさんも買っちゃいなよ」と背中を押された結果、こちらのドラえもん電鍋をヤフオク!で購入するに至った次第です。有賀薫さんのレポはこれ。

このあとはもう、悩みまくりました。一番の悩みは「M(6合)とL(10合、台湾では11合表記)どちらのサイズにするか」。多分これはみんなが悩むやつです。でも、電鍋を使いこなしている人は全員口を揃えて「Lにすべき!」と言いますし、そもそも台湾では「Lが普通サイズ」と台湾人は言うのです。Mは小さくて可愛いんだけど……置くところもないんだけど……もごもご。

さらに調べていたら、「外釜がステンレスモデルのモデルとアルミのモデルがある」「台湾版と日本版はスイッチ部分のデザインがちょっと違う」ことが分かり、さらに悩むことに……。

外釜がステンレスモデルは台湾ではたくさん売ってるんですが、日本モデルは一部の例外を除きほとんどがアルミモデル。ステンレスモデルは、外釜につなぐ電源コードが外せるんです。これは大きい!例えば床や机に置いていて電源コードが引っかかる、なんてことを避けられるし、コードが外せるほうが絶対に外釜のお手入れがしやすいはず。

「置く場所さえなんとかなるなら、11合サイズでもいい。それよりも外釜ステンレスモデルがいい」……そう結論が出たところで、「えいやー!」とヤフオクでドラえもん電鍋をポチってしまったのです。そう、11合でステンレスモデルのドラえもん電鍋を。だって、外釜ステンレスで11合の電鍋って、台湾モデルしかないんだもん……。

サイズ&置く場所問題

ちなみに、心配していた置き場所はなんとかなりました。大きな食器棚の中にある、3合炊きの炊飯器を置いていた引き出し部分(たぶん5合炊きまで置ける)になんとかギリギリ入れてます(写真上)。ただし、使うときはものすごく蒸気を出すので、ガスコンロの上に移動して使ってます(写真下)。サイズは大きいけど軽いので、家の中で動かすのは全然苦になりません。

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サイズの話をもう一つ。「11合炊き」ってどんなに大きいんだろうと思いましたが、それまで使っていた3合炊きのIH炊飯器の内釜を中に入れるとこんな感じです。思ったよりは小さかった。ちなみに、炊飯器の内釜は電鍋と組み合わせて使うとものすごく便利です(捨てなくてよかった……)。

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購入初日にやるべきこと

鍋でもフライパンでも、買ったらまずやることがありますよね。土鍋だったら目止めをするとか、鋳物の鍋なら油引いてなにか炒めてみるとか……

電鍋は初回なにしたらいいの?と思ったら、動画でとても分かりやすい解説がありました!私もこの動画をお手本にまずは最初のお手入れをしましたよ。中国語の説明書を読まなきゃいけないかなぁと思っていたので、ありがたい限りです。

この親切動画をアップしてくれているのは、YouTubeの大同電鍋公式チャンネル。ほかにも便利な動画がいっぱいあるので、電鍋ユーザーさんはここを登録しておくことをお勧めします。

余談:ホントはヘルシオホットクックに憧れてた

というわけでドラえもん電鍋購入顛末記はここまで。なのですが、最後にちょっと余談を……。

少し前に、勝間和代さんの『ロジカル家事』が話題になったとき、実は私も「やってみたいな~」と思って調べたんですよね。自炊が増え、食生活が変わったら自然と痩せたという勝間さんの話に憧れていたのです。

ヘルシオホットクックを駆使して、野菜多めで薄味、しかもおいしい食事を自炊する。健康的なのにしかもおいしい。材料さえちゃんと計量しておけば(勝間さんはここでAlexaなどのスマートスピーカーを電卓代わりに使う)料理は自動的にホットクックが作ってくれる。放っておいても大丈夫……

「憧れるなあ、うちスマートスピーカーはあるから、あとはホットクック?」と思ったけど、ふとそこで大事なことを思い出したのです。「私はズボラだ!計量が面倒で、レシピ本を見ていてもすぐ目分量で作りたくなる私に、そんなマメなことができるのか?!?!」と。

答えは分かってます。「できない」。自分のズボラさは自分が一番よく分かっている……。

それでいうと、逆に、電鍋はなにもかもがアバウト、目分量です。加熱時間は水を入れるカップの量次第で、ぴったり何分加熱するのかも分からない。料理ができたかどうかは蓋をあけて目視確認するくらい。ホットクックみたいに分単位で煮込んだりかき混ぜたりしてくれない。でも「放っておける」「調理が終わったあとは勝手に保温してくれる」なら、それでいいや、と。

むしろこの「アバウト、テキトー、目分量」なところが私にはぴったりだったみたいで、ドラえもん電鍋が我が家に来てからというもの、予想以上に活躍してくれています。どんなものをつくってるのか、どんな風に使ってるのか、今後、noteで少しずつ紹介していきたいと思います。

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