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「もういい歳」という年齢に対する呪縛

こんにちは、あやにーです。
先日ツイートした「年齢に関しての呪縛」について、たくさんの方に読んでいただきました。

Voicyでも話したのですがアジア圏は特に年齢に対しての評価は辛辣で「おばさんなのに」「おじさんなのに」「もういい歳なのに」という
他己評価がわりと当たり前に行われます。
今日はそんな「年齢」における呪縛に対して書いていきたいと思います。

「もうおばさんだから」という口癖

まずは私の話から聞いてほしいんだけど
現在私は32歳です。

30歳を超えてから「もういい歳なんだから」と言われることが圧倒的に増えました。

「もういい歳なのだからお見合いを」
「もういい歳なのだから、落ち着きなさい」
「もう30歳を超えたのだから」bra...bra...bra

今年32歳の誕生日に友人たちを誘ってディズニーランドに遊びに行ったときは「おばさんがディズニーで耳付けて、ダサい」「若いころ遊ばなかったんだね~」なんて声もありました。

このとき私の気持ちは正直すごく傷ついたし、自分の送ってきた人生の中で「やりたいことをやっている」というところを否定されたように感じた。
(一緒に行ってくれた友達にもすごくごめんねって気分になり、しばらく落ち込んでいたのですが)

私自身、一時期「もうおばさんなので」と自分を押さえつけて
おばさんだから、という言葉を鎧にしていた。

はっきり言って超ダサいと分かりつつ、年齢のことで傷つくたびに
どうしたらその年齢の評価から身を守れるのか?と思ったら
「私はおばさんだと自覚してます」ってアピールをすることだったんです。

もうわかっているからこれ以上辛辣な評価しないで!みたいな。

年相応であることで他者からの理解を得ることを一生懸命追いながら
ある日私は疲弊し、そこでふと思ったの。
年相応という言葉があるけど、その相応を作っているのは何だろう?

年相応、いい歳っていったい何だろう?


『年相応』について辞書を引くと、『年齢に似つかわしいさま。若作りでもなく、年寄り臭くもない様子』と出てきます。
年齢に似つかわしいさま、若作りでも年寄り臭さもなく、って
一体そんなの誰が決めるのだろうか。

こんな曖昧な言葉に私は傷ついていたのか?と衝撃を受けました。
ようは大多数の平均値を一般認識とし、そこに評価軸を置いているというとっても曖昧なものでしかないのだ。

誰のための「いい歳」なのだろうか。

圧倒的に、人はどんどん若返りしている気がする。
年齢関係なく美しい人、賢い人、挑戦的な人は増えていて
外見にせよ内面にせよ、年齢で平均を測れないくらい多様化が進みつつある。

また、年齢における責任感の持ち方や多さも年齢では実際測れない。
年相応の責任、なんて本来はない。未成年でも責任を持っている人もいれば、大人だったとしても責任のない立場の人だっているだろう。

それでもまだ「年相応」という他人からの評価を一生懸命認められようと頑張ってしまう。
一体いつまで私たちは大多数の平均から導き出された「年齢の呪縛」に縛られ続けるべきなんだろう。


私は以前、この黒柳徹子さんの話をTwitterで見てすごく感動した。

始めようと思い立ったときに遅いことはない。
もう○歳だから、もういい歳だから。そうして言い聞かせて諦めるのではなく「10年後絶対に後悔するから、やろう」と
年齢を言い訳にしない生き方をしている人がちゃんといる、という事実。

私たちは生きている、今この瞬間が一番若い。
その一番若い瞬間を「いい歳だから」「もう○歳だから」という言葉で流してしまうのはあまりにも、勿体ないんじゃないか。

私は人生において後悔は出来るだけしたくない。
それを他人が年齢をネタにし批判してきたのなら言い返したい。
年齢を理由に諦めるなんて勿体ないので、やります。と。

よくこうした話を「あなたのためを思って言ってる」という人がいるけど、殆どが自分の理想を投影しているだけだし
そもそもその人のためを思っているにも関わらず傷つけるのって、ただ自分が満足したいだけなのではないか。

ずっと「良い歳」を送るという決意

私は、いい歳の「いい」は、いい加減の「いい」だと思っている。

よく考えてほしい。

いい加減に自分は人生を送っているの?
いい加減な年齢になっているの?


私は自分の人生を振り返って思えば、ずっと『良い歳』だ。
いい加減な歳だったことはないし、自分の歩んできた人生を振り返ってもやりたいことをいっぱいやって、まだまだ叶えたいこともあって
年齢って重ねてみないと分からないことがたくさんあるんだと実感している。


他人のことを、自分の物差しで測り、いい歳だなんて評価しないでほしい。
その人が歩んできた年齢を「○歳だから」「おじさん」「おばさん」という言葉で悪意を持って評価する人に屈する必要も傷つく必要もない。

何歳になっても挑戦していいし、自分に素直になって良い。
年齢の呪縛から解き放たれるためにも、私たちはもっともっと自分の送ってきた人生と重ねた月日に自信を持って生きていくべきだと思う。

これからもずっと良い歳であり続けたい。
100歳になったときに「今が一番最高だな」って思っていられるように。


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