レギュラー・ステップアップ・QT(防備録)

プロゴルファーは、プロテスト合格したからテレビで放送されているレギュラーツアーに出場できるわけじゃないと夫氏から聞いたのが8年前。
じゃあ、どうやってレギュラーツアーに出るの?と聞いたところ、

・ステップアップツアー賞金ランキング1位と2位が翌年のレギュラーツアーに出場できる
・QT(Qualifying Tournament:クォリファイングトーナメント)で概ね35位以内に入ると出場できる

とのこと。

そのほかにも主催者推薦枠があるとのことですが、これも予選会があったりします。

ステップアップツアーとはなんぞや
女子ではステップアップツアーですが男子ではABEMAツアーと呼ばれています。これらはツアーの出場権を持たない選手やプロテストに合格した新人が出場するいわゆる下部ツアーです。
年間を通して試合があって、今年はじめて私が住んでいる青森で女子ステップアップツアーが開催されるので、今から楽しみです。

QT(Qualifying Tournament:クォリファイングトーナメント)とはなんぞや
Qualifyingの意味は「予選」、つまりレギュラーツアーに出場するためのトーナメントで、ステップアップツアーと異なり短期決戦です。それにJLPGA(女子プロゴルフ協会)およびJGTO(日本ゴルフツアー機構)の【正会員】、つまりプロテスト合格者のみ出場できます。

レギュラーツアーは、上記二つのいずれかで出場枠を獲得あるいは権利を有した選手しか出場できません。しかも年間での獲得ポイント上位50名はシード選手と呼ばれ翌年のレギュラーツアーに参戦できますが、51位から55位の選手は翌年の開幕戦から第1回目のリランキングまで、56位以下の選手はツアー終了後に開催されるQTに出場し、上位選手は51位~55位の選手と同様前半戦のみ権利を獲得、というシステムです。このリランキング、年二回あります。女子も男子もです。
また、ツアー優勝者には、シード権がなくとも一年に限ってレギュラーツアーに参戦できますし、特定の大会で優勝すれば○年のシード権が付与されるというものもあります。

ちなみに【永久シード】あるんです。男子は通算25勝、女子は30勝。現在永久シード権があるのは、男子は青木功プロ、尾崎将司プロ、倉本昌弘プロ、中嶋常幸プロ、尾崎直道プロ、片山晋呉プロの 6選手、女子は 樋口久子プロ、大迫たつ子プロ、涂阿玉プロ、岡本綾子プロ、森口祐子プロ、不動裕理プロの 6 名です。片山プロはシニアツアーに出場するようですね。

また倉本プロは、今年関西オープンに出場し、67才で予選突破しました(すげえ……

女子のほうはといえば、永久シードを有している選手はツアーそのものから離れている方ばかり……。
今年藤田寛之プロ・深堀圭一郎プロ・兼本貴司プロ・宮本勝昌プロが、全米シニアプロ選手権で活躍しました。

レギュラーツアーなら松山英樹選手はじめ多くのトッププロがアメリカで活躍していますが、シニアは多くありません。
20代30代の選手だけでなく40代50代の選手の活躍も見たいな、と私は思います。だってゴルフは一生続けられるスポーツですから。

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