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警察官の僕がアイドルのマネージャーになりました 第四話

~東京メディアシティオードリー楽屋~

トントン
○○:失礼します
若林:お。○○じゃん
春日:なんか事件?
○○:春日さん。不謹慎です
春日:すまんな
若林:何でいるの?
○○:実は、今、日向坂のマネージャーをしてまして...
春日:あれ?警察官じゃなかったの?
○○:色々ありまして...
春日:色々?
○○:はい。色々です
若林:じゃあ、今日のひなあいの撮影に居るの?
○○:そうなります。よろしくお願いします
若林:よろしく~
春日:よろしく
○○:では、失礼します
春日:は~い
(楽屋を出る○○)

若林:○○。何か隠してたな...
春日:そうだね...
若林:まぁ、○○なら大丈夫だろうけどな
春日:そうだね

~東京メディアシティ日向坂楽屋~

史帆:○○さん!
○○:どうしました?
史帆:一緒にお昼食べましょう!絢音さんも一緒に!
絢音:え?私も?
史帆:はい!蘭世さんと賀喜ちゃんも!
寺田:え?
賀喜:私たちもいいんですか?
史帆:もちろんです!

~数十分後~

~東京メディアシティスタジオ~

スタッフ1:撮影5秒前!4!3!2!
春日:フッ!待たせたな!
若林:今日も始まりました!日向坂で会いましょう。今日も元気な日向坂メンバーです

~数時間後~

柿崎:この後、小坂さんと上村さんの撮影がここであるので○○さんが付き添いお願いします
小坂上村:はい
○○:わかりました
柿崎:他のメンバーはレッスンをしてください
メンバー達:はい

~数時間後~

~東京メディアシティスタジオ~

○○:そろそろ行きましょうか
上村:そうですね
直正:あ!小坂さん!
小坂:・・・
直正:今日こそ一緒にご飯に行きましょうよ!
小坂:困ります...
○○:すみません。橋谷さん
直正:またお前かよ...なんで邪魔するんだよ?
○○:それが仕事なので...
直正:今日はもういいや。鈴木巡査部長。覚えとけよ?
○○:・・・

~数時間後~

~Seed&Flower合同会社レッスン室~

柿崎:少し休憩!
史帆:疲れた~
??:失礼します
○○:どちらさまですか?
??:警視庁公安部です
絢音:公安...
○○:公安が何の用ですか?
公安1:鈴木○○巡査部長。鈴木絢音巡査部長。寺田蘭世巡査長。賀喜遥香巡査。あなた方に厳重注意をします
賀喜:厳重注意?
寺田:どういうことですか?
公安2:鈴木○○巡査部長は橋谷直正さんに対し暴行を加えたと被害届が出てます
公安3:鈴木絢音巡査部長と寺田蘭世巡査長と賀喜遥香巡査は橋谷直正さんに対して違法な職務質問をしたとして被害届が出てます
絢音:暴行って...
○○:暴行の被害届が出てるのに厳重注意ですか?
公安2:そうです。橋谷直正さんはあなた方に対し猶予を与えました
寺田:猶予?
公安2:橋谷直正さんは明日までにあなた方がここから消えることで被害届を取り下げると言っています
賀喜:・・・
公安1:明日の午前10時にまた来ます。どうするかはあなた方が決めてください
○○:一つだけ聞いていいですか?
公安2:なんでしょうか?
○○:あなた方の所属はどこですか?
公安1:警視庁公安部特別捜査班です
○○:特別捜査班ですか...
公安1:はい。それでは失礼します
(部屋を出ていく公安123)
絢音:どういうこと...
○○:新しく警視総監が設立した公安部の特別捜査班は事件をもみ消すためにできたことは分かったな...
寺田:そうだね...
上村:○○さん...
久美:さっきの話ってどういうことですか?
○○:・・・
賀喜:どうしますか?
○○:素直に話すしかないでしょ...
絢音:そうだね...
○○:皆さん。僕たちは警察官を辞めてません
高本:え?
○○:実は潜入捜査をしてました
山口:どういうことですか?
○○:まず、先日の誘拐事件の犯人が誘拐の理由を自供しました
美玲:なんでだったんですか?
○○:誰かに依頼されたと自供したらしいです
金村:依頼...
○○:それと、Seed&Flower合同会社に脅迫文が届いたそうです
河田:脅迫文ですか?
○○:はい。脅迫文には「日向坂46のメンバーを殺す」と書いてありました。それで、潜入捜査をして犯人を逮捕しようとしてました
丹生:そうだったんですね...
○○:理由があるとはいえ皆さんを騙してしまい、申し訳ありませんでした
絢音寺田賀喜:申し訳ありませんでした
史帆:謝らないでください!
美玲:そうですよ!
上村:○○さん達は私たちを助けようとしてくださったんですから...
○○:・・・
小坂:これからどうするんですか?これ以上は○○さん達が本当にクビになりますよね?
○○:皆さん。僕たちのこと信じてくれませんか?
史帆:いいですよ~
森本:え...早いですね...
史帆:○○さんには何度も助けられてますから。前から信頼してます!
○○:史帆さん...ありがとうございます
絢音:どうする気?
○○:あっちがその気ならこっちも本気出すしかないでしょ...小坂さんを見捨てるわけにはいきませんからね...
小坂:・・・
賀喜:でも!これ以上続けると懲戒免職どころか前科が着きます!
○○:それで?
賀喜:それでって...
○○:賀喜ちゃん。警察が助けてを求めてる人を見捨てたら終わりなんだよ?
賀喜:・・・
○○:小坂さんは僕に助けを求めた。なら、何があっても助けるのが僕たちの役目じゃない?
賀喜:・・・
○○:絢音。蘭世。賀喜ちゃん。これ以上は警察を辞めるつもりでやらなきゃならない。続けるのもやめるのも自由だけど...どうする?
寺田:警察が助けを求めてる人を見捨てたら終わりか...
賀喜:○○さんは相変わらずですね...
寺田:本当に○○は私達が信頼する‶警察官"で居てくれるね...
賀喜:○○さん。私は‶警察官"として、間違った選択をするところでした...
○○:・・・
絢音:○○。私達は‶警察官"だよ?
○○:本当に良いんだね?
生田:もちろん
絢音:皆さん...
○○:刑事部長...
新内:私からは一つだけ命令をします
全員:・・・
新内:責任は私が取ります。だから、警察官として正しいことをしなさい
○○絢音寺田賀喜生田真夏久保堀若月井上樋口:はい!


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