合法ロリ懐古記#15
なんやかんや言って15話である。これは、5話の3倍書いたということである。また、10話を1.5倍書いたことでもあり、30話を1/2倍書いたことにもなる。最近、めっぽう数字に弱くなってしまい、30話の1/2倍などと書くことで「結構続いてるよ!」という効果を薄くしているのに気づく余地がないわたくしであった。だから、暑いのもよくない。(ガバガバな論理)
「あなた犯人じゃありません」の撮影が行われたのも、こんな暑さの中だった。未だかつて無い地獄をみんなと見た。夜になると、教室の窓の外にはおびただしい数の虫が張り付いていた。帰りのバスは疲れすぎてパニック症状が出たのをなんとかやり過ごした気がするが、記憶が定かでない。しかし、ドラマに出演するなどわたくしの人生設計に1ミリもないト書であったので、セリフを言う自分をテレビでまざまざと見せ付けられ、唖然としたし、まざまざ見せつけられた割に少し嬉しいと思った。
ドラマ撮影ではもう1つ、監督さんとの出会いがあった。
演技の勉強に熱心な生徒は、たくさん質問していたし、監督さん達(複数人おられた)も、演技にとても真摯だった。そしてオシャレだった。アンティークショップでしか見ないようなハットを被っていらしたのでド肝を抜かれた。監督さんに自分を知っていただける機会なんてのもそうそうないよなぁと今更ながら思わずにはいられぬ。
なんとも不思議な夏の体験であった。
そして、すでにご存知の方も多いだろうが、ワニブックスさんのニュースクランチというウェブマガジンで、連載を担当させていただくことになり、記念すべき第一回目が絶賛公開中だ。ほんとうにありがたいお話をいただいた。みなさまからのあたたかい祝福も相まって目からさざ波がたちそうである。いつもありがとう。楽しみを増やしてしまって、わたくしったら、なんて罪な女…。
noteの方も、引き続きよろしくお願い致します。