合法ロリ懐古記#11

これは、時系列と言うよりも、「涌嶋氏編」となる。時系列で書いているのに飽きてきたので今後、誰かにフューチャーする、このような形になるかもしれない。全く我ながらネッコのように自由だ。

涌嶋氏にも、ネッコのような面がある。自由というより、彼女には、思わずかわいがりたくなってしまう、愛を与えたくなってしまう魅力を備えているという意味である。しかし、彼女と出会った当初から「ぎゃー!なんだろう!あの子、すごくはなしかけたくなる!」となっていた訳ではない。むしろ真逆だ。彼女は、厳しそうなオーラを放っており、いや、実際当時涌嶋氏は涌嶋氏本人に対して相当厳しかったはずだ。安直に彼女に手を伸ばそうものなら、手首もろとも無惨に噛み砕かれかねないとわたくしの直感が言っていた。猫というよりは虎である。誰よりも努力を惜しまず、誰よりも実直で、誰も寄せ付けない。そんな彼女が、仲間に囲まれて笑うように、わたくしの目に猫みたく映るようになる過程の一部をを、共に歩んできた。
運命の部活動編成。あれによって、バンドを組むことがなかったら、最後まで大した接点はなかったのではないかと思う。彼女が来てから、軽音楽部は「地球の音」へと変貌を遂げた。練習は精力的に行うようになった上、音楽的な美しさも自分達で追い求めるようになった。そして、ここへ1つずつ書いてしまうと多方面を巻き込むことになりかねぬくらい、ぶつかった。それでも不思議なもので、長い長い共に過ごす時間の中には、徐々に笑顔が占める割合が多くなった。涌嶋氏が、あんなに声高らかに笑うなんて、わたくしは知らなかった。練習中に、涙が出るほど笑った日もあった。(内容が内容なので伏せておくが)
だから、彼女が卒業を打ち明けてくれた時は正直、なんだかピンと来なかったし、卒業した後もなんだかピンと来なかった。バンドメンバーでは無くなってしまったけれど、彼女は永遠にわたくしの友であるから、というのが大きな理由だと思う。卒業前も卒業後もLINEでは何があっても下ネタが返ってきている。1LINE1下ネタだ。
彼女は、わたくしを信じてくれるようになった。わたくしはといえば、もちろん彼女を信じているし、愛してすらいる。そんな彼女に望むことがあるとすれば、不安定な時期の自分も、どうか認めてあげて欲しい。それから、すごくいいことを言っているのに下ネタで誤魔化すのはこちらが恥ずかしいので程々に。これ以上でも以下でもない。
そして、これからもわたくしと涌嶋氏の友情物語は続くのである。
わくっしー、ソロデビューそして誕生日、ほんとうにおめでとう。半年前だけど、青春高校卒業もおめでとう。

読んでくれてありがとう。素敵な週末の皮切りになればよいな、と思う。

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