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元彼の話【嫌いだったところ編】
元彼の話。
Twitterでちまちまツイートしたりしていたんですが、ちゃんとまとめたかった。
今となっては笑える話がたくさんあったし、何より今後の反省になるので。
というわけで、少しずつ書いていきたいと思います。
今回は元彼の嫌いだったところまとめ。
※非公開にしていましたが、2024年 細部修正後、再公開
1.自慢、格好つけるレベルが小学生
彼は2歳年上、他大学の理系大学院2年生。
長期インターンをしながら、まさに就活の真っ最中で、色んな企業に履歴書やらエントリーシートやらを提出していた時期だった。
半年間、週3回ほど行っていた長期インターンだが…
「今日も残業やったわ笑」
「明日も仕事やからなぁ」
インターンのことを「仕事」って言うのやめん?
「残業」とか言うてるけど、言うて週3回のバイトみたいなもん。
シンプルにめちゃくちゃ恥ずかしい。
そういえば、私は中学生になったばかりの時、
「算数」が「数学」という名称になったのがとても嬉しかった。要は「数学」という名称がめちゃくちゃカッコイイと思っていた。
わざわざ、「数学がさ……」と話題に出したり、母に「算数の先生は〜〜」などと言われた時、「数学ね」と訂正していた。
あの年頃特有のとても恥ずかしい思い出。
でも、彼は当時、既に23歳。
そういう年頃ではない。
さらに、彼は英語の略語がとても好きだった。
「ES出さなあかんから……あ、ESってエントリーシートのことね笑」
「SPI、だるいわぁ」
「俺らM2は……あ、大学院2年生ね」
ESは1億回くらい言われてさすがに我慢ならず、「ES、ESって言うのカッコイイと思ってんのか知らんけど、そろそろ恥ずかしいからやめてくれん?」
と言った覚えがある。
彼は「いやぁ、俺、恥ずかしい奴やな」とその時は恥ずかしそうな顔をしていたが、まぁ、そう直ぐに性格は直らない。
そして、そろそろお気付きかもしれないが、彼は「忙しい自慢」をするタイプでもあった。
ある一定数いるよな……そういう人。
大して忙しくないし、面倒臭くもないのに、こっちに謎の忙しい自慢をしてくる人。
「〇〇やらなあかんの、だるいなぁ……」
「これ(しっかり見せながら)、全部英語で書かなあかんからマジだるい……はぁ……」
「この企画書、来週の月曜日までやからなぁ」
うるせぇ、黙ってやれよ。
そして、実際は全然忙しそうでも大変そうでもない。演技臭い。だがら、恥ずかしかった。
旅行に行った時に一度、めちゃくちゃ怒ったことがある。
彼はお酒を飲むということも格好良いと思っていた。私が体質的に全く酒が飲めないので尚更。
でも、所詮、23歳のお子ちゃま舌なので、好きな酒は甘い梅酒で、日本酒やビールは嫌いだといつも言っていた。
なのに、旅館で「日本酒の3種飲み比べ」という訳分からんものを注文しやがった。
日本酒が嫌いなやつが日本酒を頼むのもおかしいのに、さらに飲み比べようとはどういう思考なのかさっぱり分からない。
「え、日本酒飲むん?」と慌てるあやなし。
「うん、せっかくやし」と何故か得意げな顔の彼。
「私は飲めんからな?大丈夫?」と何度も念は押したのだが。
案の定、一種類目を口にした途端に眉をひそめる彼。いや、日本酒嫌いなんやからそらそうやろ。
「やっぱ魚に合うな」などと分かっていそうなコメントをするが、どう考えても美味しくなさそうな表情。
その時点で、だいぶ私はイラついていたが、結局「俺、これ申し訳ないけど全部は飲まれへんわ」と最終的にギブアップする様子を見て本当に腹が立った。
私は元々、酒などに限らず、自分が注文したものを残すやつが大嫌いなので本当に許せない。
しかも、ただただ私の前でイキるために日本酒を注文して、それを結局残すなんて信じられん。
話はこれだけでは終わらなかった。
食事の途中で旅館の旦那さんに「ご飯とお味噌汁を持ってきていいですか」と声をかけられた。
その旅館はおかずの量がとても多くて、私は米まで食べられる気がしなかったので「お味噌汁だけお願いします」と言った。
旅館の旦那さんは少し残念そうに「あ〜そう?うちの雑穀米、美味しいんだけどな〜」と言ったけれど、食べられないものを頼んでも仕方が無いので、「うわぁ、そうなんですね、食べたかったなぁ。ごめんなさい〜」と言って結局、お味噌汁だけにしてもらった。
そんな中、元彼はドヤ顔で言った。
「ご飯とお味噌汁お願いします」
いや、お前さ……。
彼が普段どれくらいの量を食べるか、私はよく知っている。
それをふまえた上で考えると、彼がこのおかずの量に加えて米まで食えるとは到底思えなかった。
旅館の旦那さんは自慢の雑穀米を振る舞えるということで嬉しそうだった。
元彼もその様子を見て満足そうだった。
本当に目先のことしか考えない男だ。
雑穀米を食べないことよりも、それを残すことの方が100倍失礼だってことくらい少し考えたら分かることなのに。
案の定、彼は米を食いきれなかった。
同時進行で日本酒のこともあので、私は本当に諭すように怒った。彼は謝っていた。
でも、私に謝ったところで仕方が無い。
ひたすら意味もなく私に謝っていた彼。
その時点できっとこの悪い性格が直る見込みはなかったんだと思う。
2.変なところで自分優位に立とうとする
彼の家で映画を観まくっていた時期があった。
彼は自分が観たことがある映画を観るとなると、私の横でとにかくうるさかった。
「あ〜この後、どうなるんでしょうね〜ニヤニヤ」
「あ〜大変なことになったな〜ニヤニヤ」
「あ〜死んでもうたなぁ?ニヤニヤ
(まるで後で生き返るのを予兆するような言い方)」
いや、本当にうるさい。
そして、自分がたまたま観たことがある映画やからって横でブツブツ言ってくんな。鬱陶しい。
これも、流石に鬱陶しくて「自分が先にたまたま観たことあるだけやろ。黙ってくれん?」と言った覚えがある。
まぁ、これもそう簡単には直らなかったけど。
映画に限らず、例えばゲームでもそうで、彼の方がストーリーを進めているゲームを私が横でやっていたらすぐさま近寄ってきて、「あ〜ここね。ここからがなぁ〜」「さぁ、出来るかなー?」などと横から口を出してくる。
しょーもないことで優位に立とうとしてくるのはほんましんどいし、勘弁して欲しい。
そもそも、映画中に無駄話するな。
人がゲームやってる時も黙ってろ。
3.構いすぎ、そしてもはや嫌がらせ
あやなしはある部分で冷めているところがある。
同じ空間にいたとしても1人の時間が欲しかったり、構われすぎるのが嫌いだった。
そんな私の対極の場所にいるのが元彼。
一緒にいる時は常に一緒に何かしたい。
イチャイチャしたい。そういうタイプ。
元彼の家で、日中(朝から夕方16時くらいまで)は勉強をして、その後テレビを観たりゲームをしたりして、夜ご飯作って、食べて、帰る……みたいな生活をしていた時があった。しかもほぼ毎日。
私は彼に、自分が勉強している間は好きなことをしてて欲しいと言っていた。ゲームでもいいし、漫画読むでもいいし、寝るでもいいし、普段自分がしていることをしといて欲しいと。
彼はそれが耐えられなかった。
私がその場にいるのに、構わないということが出来ない男だった。何かと絡んでくる。
「お茶いる?これ食べる?」と絡んでくるのはもちろん、私が少し疲れて寝ようとしたら「寝るならベッドで」とそそくさやって来て、何故か自分も一緒に寝ようとしてくる。私が少し休憩でスマホゲームをやり始めたら、横にやってきて見てくる。一緒にやろうとしてくる。
私が勉強道具を片付け始めたら、すぐに「終わった?次何する?」ともう躾がなっていない犬状態。
私にも彼にも自分の時間がなかった。
彼は自分の時間が要らない男だった。
でも、私は必要だった。
一緒にいるだけで幸せという空間が欲しかった。
この話はした。
真面目にちゃんと説明した。
私は一定の距離感がないとやっていけないと。
とりあえず、構うのをやめて欲しいと言った。
私の存在は無視して欲しい。何か用があったら私から話しかける。構わない練習をして欲しいと。
今から考えると、この件に関しては確実にお互いの性格が合っていなかった。
いっぱい構って欲しい女の子もこの世にはたくさんいる。私がそれをされたくないだけ。
そして、おそらく練習してどうにかなることでもなかった。
でも、問題はそこではなく……
彼は親切っぽいことをするのが大好きで、親切をしている自分が大好きだった。
相手がして欲しいと思っていることを予測して親切をするタイプではなかった。
「寝るならベッドで」と言ってくるのもそうやって彼女のことを気遣っている自分が大好きだったから。
「私が机に突っ伏して寝ようとしても話しかけんで欲しい。すぐにまた勉強し始めるし、いちいち絡まんで欲しい」と説明しても、その後も「寝るならベッドで」と言ってきた。
病気なのか?
こんなに具体的に「これをしないで」「これをされるのが嫌だ」と言ったことを、それでもしてくるのは病気だし、ただの嫌がらせでしかない。
「あんたがやってること、アホって言われるの嫌やって言ってる人にその後も何回もアホって言ってるのと同じやで。何でせんといてって言ったことするん?」
そう私が言っても、何故だか分からないと彼は言った。
分からないはずがない。理由は単純。
脳死で自分が言いたいことを言う、やりたいことをやっているからだ。
相手のことなんか考えていない。
ただただ自己満足で動いているから。
それを伝えてもピンと来ていないようだったから、これももう一生直らないと思う。
4.謙虚さがない
彼は身長が低かった。
私は常に「ハゲと低身長は気にしない」をモットーにしているので、別にどうでもよかった。
初めの頃、彼は「もう少し身長があればな」と言っていた。私は「まぁ気持ちは分かるけど、別にそんなんどうでもええやん」と言っていた。
そうは言っても、身長があるにこしたことはない。
当たり前だ。彼女だって出来れば可愛い方がいいし、スタイルが良い方がいい。それと同じ。
だが、彼は私が身長なんてどうでもいいと言うのを良いことに、だんだんなんかいい気になってきた。
「身長、これくらいの方があやなしと目線合うしええよな?そう思わん?」
いや、それはお前が言うことではない。
本当に身長はどうでもいい。どうでもいいけど、そのよく分からん姿勢が頂けない。
太っている人が「体型さ、これくらいの方が健康的に見えるしええよな?そう思わん?」と自分で言うのは違うし、頭があまりよろしくない人が「学力さ、これくらいの方が親しみやすいしええよな?そう思わん?」と自分で言うのも違う。
人は謙虚さを失ったらそれだけで格好悪い人間になってしまう。
身長が低いのは格好悪くない。
でも、謙虚じゃないのは格好悪い。
逆に言うと、謙虚な人は格好良い。
彼は他の部分でも謙虚ではなかった。
先述した通り、よく分からない自慢をしたり、自分が作り上げた物をドヤドヤと他人に見せてくる。
嫌いだったそういうところ。
こればかりは自分も気をつけろよと常に言い聞かせている。人は油断するとすぐに謙虚さを失ってしまうと思うから。私だってそう。
人の振り見て我が振り直せ
元彼と出会ってから自分なりにはとても注意するようになった。これに関しては感謝したい。
5.総括
嫌いな部分は初めから嫌いだったはずだけど、そこが嫌いだと気付くのがとても遅かった。
この人はいい人だから、悪いはずがない。
自分がイライラしたらそれは自分のせいだ。
何故か分からないけど、そう思い込んでいた。
自分を自分で洗脳していたというかなんというか。
好きなところもたくさんあったけど、嫌いなところもたくさんあった。
でも、嫌いなところなんてあるわけないと最初の3ヶ月くらい思っていた。
だから、1人で無駄にイライラして、そのイライラの原因が分からず、イライラを見せないようにしてまたイライラして……何してんだか笑
もっと早く嫌なところを言っていれば……とも思うけど、早く言ったところで直るもんでもなさそうなだったので意味はなかったかな。
ちなみに、別れた理由は、この嫌いだった部分が許せなかったからではない。
今回、元彼の悪い部分をひたすら書き並べたけれど、もちろん私の性格にも悪い部分はあるし、直さなければならない部分もあると思う。
嫌な部分は毎回本人に言っていたし、まぁ結果的に直らなかったけど、それがきっかけで別れたわけでは無い。
というわけで、別れたきっかけはまた別の機会に。
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