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グッピーの子どもを水槽に放った結果

隔離して育てたグッピーの子どもたちを水槽に放った結果について書いてみたいと思います。

水槽の中の厳しさ

今年に入ってから、何度かグッピーたちが妊娠したものの、一向に子どもたちの姿が見えない。何度がそれを繰り返したある日、水槽の底に1匹の子どもを発見した!まだ、小さくて肉眼でやっと見えるレベルだ。身を隠すようにしている子どもを見つけ「やっと生き延びられた子がいた~」と安心したのも束の間・・・翌日には姿が見えなくなっていた。遂に、熱帯魚屋さんへ相談に行くことにした。

弱肉強食の世界

熱帯魚屋さんで相談すると、なんと大きいグッピーに食べられていると言うではないか!生れてすぐの小さな魚は基本的に大きな魚に食べられてしまうというのだ。この話を聞いてとても切ない気持ちになったが、魚の世界の話だと自分に言い聞かせる私。どうしても大きくしたいなら隔離して育てる様アドバイスを頂いたので、今回は産まれそうになった段階からメスを隔離部屋に入れた。すると10匹の可愛い赤ちゃんが産まれて来たのだ!産んでくれたメスだけ隔離解除し、子どもたちは約4週間隔離を続けた。体も大きくなってきたし、大人グッピーの口に入る大きさでもないと判断し、外の世界へ放つことにした。

過酷な現実

可愛い10匹を外に放ち、大人たちと一緒にしてみた。たどたどしいながらも一生懸命に泳いでいた。一部、子どもを追いかけているような大人グッピーの姿も見受けられたが、「まぁ、食べられてはいないので大丈夫だろう」と思っていた。

が、翌日は半分の数になっていた。「皆さん、食べちゃったの?」私はなんだか泣きそうな気持ちになった。でもこれは自然の世界の話だから「生きられる子は生きる」と強く信じて見守ることにした。するとその5匹から数が減ることはなく、すくすくと成長していったのだ!最初は水草の裏側に潜んでみたり、自分なりに身を隠していたが、育ってくると大人の群れの近くまで旅に出て泳ぎ始めたのだ。私は嬉しかった。

数が減る寂しさ

近頃、グッピーが死んでしまった時はやるせない気持ちになる。まさか自分が魚に対してこんな気持ちになるとは思ってもみなかったのだ!でも、1匹1匹に「うちに来てくれて、ありがとう。」と伝えながら埋めています。やるせない気持ちもあるが、自然の力を信じて「強く育って欲しい」と信じる気持ちもある。熱帯魚たちに教えられることは、なかなか奥が深い。

私の弱い部分を鍛えてくれているんだね。ありがとう。





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