姉の旦那は脳梗塞
姉の旦那は50歳、昨年の11月に脳梗塞を発症して一時は命の危険も伴いましたが、このGWに家族でBBQをした時に久々に再会しました。
私は義兄の事を「ニッシー」と呼んでいます。
■ すぐに駆け付けて焼肉
姉が兄弟4人のLINEに、義兄の一報を打ってきたのが昨年の11月、私が誰よりも姉を心配したのは言うまでもない。
その時点で義兄は暫く入院することになり、私は姉の住む千葉まで当時小6の娘を連れて駆けつけました。
姉夫婦には子どもは居ない(義兄には前の奥さんとの子どもがいますが、離れて暮らしています)ので、私たちが泊りに行く事に何の遠慮はありませんでした。
会ってすぐに姉の様子はというと・・・うん、大丈夫そうだ。と思ったのが第一印象。
思ったよりも辛く無さそう。そういう所が本当に度胸がある。
私達は、いつも娘が遊びに行く時に食べている焼肉屋さんに連れていって貰いました。
「今日は私が奢ろう!何でも好きなものを食べるがいい!」っと、私は豪語したが、姉に奢るのなんて初めてではなかろうか?
「あーちゃん、ありがとう」
って、、、本当によく食べるわね。姉も娘も本当によく食べる。私は焼肉屋に行っても、ナムルと石焼ビビンバ位しか食べない人間なので、高めの肉を遠慮なく次々と頼む姉と娘にちょっとビビりました。
「1万8000円です」と言われて軽く唸りましたが、女に二言は無い。そこは潔く奢りました。
焼肉を食べながら私は姉に聞いた。
「お姉さん、ニッシーの事捨てない?」
姉は一瞬変な顔をして、
「何言ってんの?そんな事で捨てるわけないじゃん。」
そう、姉は何もうろたえていない。昔からこうと決めたら突き進む人間だった。
■ 姉のすったもんだの結婚
世間は姉夫婦の事を、「不倫略奪愛」と呼ぶかもしれないが、法的な手続きを全部済ませて姉は義兄と結婚している。
私は、姉の元に裁判所から内容証明が届き、元奥さんに慰謝料を払ったことも知っている。それがいくらであることも。
当初、元奥さんとの一人娘を姉が育てる覚悟があった事も知っている。
なんか文句あるのだろうか?
(私は当時反対したけど、今は私の娘と姉の関係を見たら、姉は連れ子を育てられたかもしれないと思う)
そんな感じで、姉は覚悟をもって義兄と結婚したから、脳梗塞になった所で大した事は無いとの事。ただ、長期入院中は昨今の感染症対策で、全く会えなかったのがとても辛いと言っていたけど。。。それ以外は特に弱音を吐くこともなく、淡々と一緒にリハビリをこなしていたようだ。
■ リハビリから4か月、義兄の様子
そして今回のGWで会った時の義兄の様子は、少しゆっくりめだが歩けるし、日常生活もおくれている。所どころ、言葉が出ず呂律が回っていなかったが、中高年によくある現象だと思えばどうって事はない。
(特に私なんて酔っぱらったら呂律なんてほとんど回っていないw)
もともと義兄は、社交的で、博識で、ユーモアもあり、人に気遣いか出来る、営業成績No.1の営業マンと言われて誰しもが納得出来る人だった。両親はそんな義兄が大好きだったし、私も最初こそは反発したけど、姉が義兄の事を好きで好きで仕方がなかったので、受け入れる事にした。小姑かw
それにしても、姉は終始楽しそうにしている。千葉から山梨までの長距離運転もさることながら、義兄の世話もありとあらゆる所まで、本当によくやっている。今回、義兄と話している姉は、今までと同じように本当に楽しそうに見えた。
■ 姉が楽しそうな理由を私はこう考えた
BBQの後、夫が私に言ってきた。
「なんかニッシーさん痩せちゃってさ、ちょっとかわいそうだったよね。」私はこう言い返した。
「そう?確かに前とは違うけど・・・別に、ああいう旦那ってその辺にいるっちゃいるじゃん。今は、内向的でおとなしい人だって思えばいいんじゃない?それに私は、ニッシーのお世話をするお姉さんが本当に楽しそうで良かったよ。」
これで姉も心から安心したんじゃないかな。こう言っちゃなんだけど・・・
もう浮気の心配をしなくてよくなった
姉は少なからず思ってると、
私は思う。
なんとも不謹慎ですが、ごめんなさいね
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