見出し画像

同情商法でコーヒーは売れるのか?

★今回の画像は yumenotamagoさんからお借りしました。ありがとうございます。


「同情商法」とは、売る側が弱い所をチラつかせ、買う側に同情させてモノを売る、あまり良い手法の商売としては世間では知られていないがよくある手法だと思われる。(AYA's語録参照)

ルックルックこんにちは

と言う昭和の朝の番組をご存知だろうか?

昔、母が好きでよく見ていた。その中で、一般人にカラオケを歌わせて、賞品をもぎ取らせる人気のコーナーがあった。その名も、

ドキュメント女ののど自慢

一般人が自身のドキュメンタリーを引っさげて出場し、これまでの半生を再現VTRで流し、賞品を選び、審査員と観覧客の主婦がジャッジをする。ドキュメンタリーがセンセーショナルであればある程、高額の賞品がゲットできる、ハッキリ言ってカラオケの歌の下手さ(あえて上手さと書きませんw)とか関係ない。思いっきり音程が外れようと、1テンポも2テンポも遅れようと、お構い無しに皆気持ち良く歌い切る。中には全く歌えていないおばあちゃんなんかも出ていた。

その番組を見ていた幼い私は、「お涙頂戴のドキュメンタリーは金になる」と学んだ。番組を見てはブツブツと文句を言う、今と変わらず私は中年な子どもだった。

前置きはこの辺にしておきます。タイトルの件に戻ります。

同情商法でコーヒーは売れるのか?

実はうちの姉の話なのですが、姉は副業で(副業と言っても本業も総菜屋のパートで、そうなってくると本業も副業もどちらかは最早不明w)挽きたてコーヒーをネット販売しています。それが、かなり細々とやっているのであまり売れていません。殆ど身内が買って、それを知人に配ったりしているような感じです。(ほぼ趣味のようなものです)

私のように「そこまでコーヒー好きではない、味の違いがわからないど素人」の人間からの感想としましては、

胃もたれせず、後味残らず、牛乳に合う

全部字余りな上にセンスねーよw

私ね、コーヒーを飲んだ後に「コーヒー飲みました」的なあの「後味」が苦手なんですよ。それが姉のコーヒーは漏れなく無いのですよ。人によっては「薄い」と感じますが、意外とコーヒー好きな方にも飲んで貰いましたが、美味しいと好評でした。(不味いなんて言わないかw)

まぁ、でも美味しいかどうかなんて実際飲んでみないとわからないですからね、なかなか初めてのものをネットで買おうとは思いませんよ。

っで、ここで同情商法ですよ。

うちの姉の旦那さん、昨年の11月に脳梗塞で倒れてしまったのです。姉夫婦には子どもが居ないので、2人3脚でリハビリを頑張っています。

かわいそうでしょ?

コーヒー買いませんか?

インパクトが弱いですね。これじゃ、「ルックルックこんにちは」だと、C賞しか取れませんよ。「どうしてもA賞狙いで!」と言う事で、A賞狙いのドキュメンタリーを用意しました。

姉は今の旦那を略奪不倫で手に入れた

ちょっと!!!主婦層にウケるネタじゃ無い!もう、A賞どころかC賞も無理でしょ。不倫をするような「主婦の敵」な女なんて不幸になって当然よ!もう、バッシングにバッシングの嵐。姉はフルボッコ状態。

って事で、かわいそうでしょ?

コーヒー買いませんか?

だめですかね?同情商法はやっぱり😅

そんな世界中の主婦を敵に回すようなドキュメンタリーな姉ですが、たとえ世界中の主婦を敵に回したとしても、私にとってはたった1人の姉には変わりはありません。これまでもこれからも、ずっと味方でいるつもりです。

今は旦那さんのリハビリをお手伝いしてて大変かもしれないけど、持ち前の天然ボケと思い切りの良さ、後先考えない最初からフルスロットルなお姉ちゃんが大好きです。応援してるし、これからも子ども達の伯母としても宜しくね。

私も「同情商法」なんてくだらない事ばかり考えてないで、もっと別の事を考えるよ。

そんな「姉妹愛のコーヒー」は、どうでしょうか?

もういいかげんにしろよ!と、どこからか聞こえてきますので、この辺にしておきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?