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東東京vs西東京 ~初めてのカッパ橋で久々のジェラシー

先週末の三連休中、夫があまりにも暇そうだったので、18年振りに2人で出掛けてきました。
所謂デートと言うものでしょうか?
AYA45~中年デビューですが・・・何か?

夫とは出来婚で結婚して18年、色々ありましたが、5年前に夫の不貞が発覚して以来、比較的夫婦仲良く暮らしています。(普通逆じゃないのか?その理由についてはまたいつか)

今回は、そんな夫婦関係の話ではなく、45年間「西東京」に住む私自身の「東東京」に対する、負け惜しみとかジェラシーを書いていきたいと思います。

私は生まれも育ちも東京。しかしながら、自分が住んでいる「東京」は世間で言う「東京」とは違うものと感じたのは、都心にある私立の女子高に通い始めた時だった。

まだお互いの事を知らない同級生に「〇〇に住んでいる」と言うと、「へぇー、それって東京?聞いたことない。埼玉の近く?」と言われたが、そいつは足立区に住んでいた。「足立の方が埼玉に近いよね?ふざけてんの?東京は23区だけじゃねーっつーの」とその時は思ったが、新しい友達を作る際はいつも同じような反応をされた。
東東京に住んでいる人は、「東京」とは「23区」の事を指し、それ以外は「東京」では無いと思っていたようだ。

ふ ざ け る な

まだまだ女子高生、お互い世間知らず身の程知らずなだけだったと思えばかわいいものであるが、私は当時いいようも無い程の劣等感を感じたのだ。

高校時代の多感な時期に、世間で言う「東京」とは「23区」の事であり、「東京」のイメージするものは、キラキラしてお洒落で、はたまた下町情緒溢れる街等を連想するもので、私のような「東京の多摩地区」に住んでいる人間は「東京人」と認識してはいけないかのような印象を受けたのだった。

大人になってから知った事は、「23区は東京都から助成金が出る」という事だった。それにより、地域格差、教育格差等が生まれている事を知って、私はますます23区に対してのやっかみを増す毎日だった。(それはやっかみではなくて、自治体単位で考えなければならない事なのだけれど、難しい話はここでは割愛します。ってか、わからないから割愛するしか出来ないw)

そんな地域格差、東京格差を過剰に気にする私は、多分根っからの「ヒガミ根性上等!」な人間なのかもしれない。ここまで「東京都内差別」を意識している人間に、私は私以外会った事が無い。地元が八王子とか東村山に住んでいる友人の方が、むしろ清々しいくらい気にしていない。彼女達の口から東東京とか西東京とかそんな言葉すら聞いた事がない。

まぁ、それが普通なんでしょうけど

しかしながら、今回、東東京代表の「スカイツリー」並びに「カッパ橋」に行ってみた所、やはり違う。やはりいい。スカイツリーは田無タワーとは違うし、カッパ橋みたいな問屋街は西東京には見つからない。私は一人敗北感を感じながら、夫の車の助手席でブツブツと文句を言っていた。すると夫が、

夫「別にそこまで劣等感なんて感じなくてもよくない?」と言われた

私「あのさ、自分は世田谷出身だからって私の事バカにしてるでしょ?23区出身だからって上から目線で語らないでくれない?」

夫「はいはい、わかったわかった。確かに、この辺(東東京)は東京を代表するような場所だとは思うけど・・・緑は無いよね。自然を感じられないよ」

ちょっと・・・たまにはいい事言うじゃない。そうよ、スカイツリーだろうと、アメ横だろうと、カッパ橋だろうと、風俗街だろうと、そんなものは西東京に無くたっていいのよ。西東京には緑や自然が溢れている。
吉祥寺には井之頭公園、八王子にはミシュラン三ツ星に認定された高尾山、調布には大きなサッカースタジアム、府中はラグビーの街となったじゃない。そこには、東だ西だの勝ち負けなんて関係ないわ。

東東京もいいけど、西東京もいい。それぞれいい所をたまには行き来して、地元に帰ればいいのよ。そう、そうなのよ。

今回、東東京のカッパ橋に初めて訪れて、敗北感とジェラシーを感じながらも、その魅力と素晴らしさを改めて感じる事が出来ました。

楽しかったよ、東東京!

そして

やっぱり好きだよ、西東京!


今日も長々と、下らない戯言に付き合って頂いてありがとうございました。

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