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periodの意味、知ってる?単語帳を使わない方が良い理由。

みなさま、こんにちは☆今日は本業の英語について。英語を習得したい方には課題の「英単語を覚える」ステップ。こちらについて書いてみました。


中学校2年生までの英単語は古典的に覚える

みなさま、英語の勉強をしようと思い立つと、まず手に取るのが文法関連のテキストと単語帳。これ、英検を受けるのであればマストアイテムなのですが、日常会話ができるようになりたい方には不要アイテムなんです。

私は学生時代から単語を覚えるのが大の苦手でした。おかげで単語テストはいつも点数が悪く、単語帳はキレイなまま今も家に残っています。それほどまでに嫌いな単語覚え。でも、単語を覚えないと会話もできません。では、いったいどうしたらいいのでしょうか?

正直、中学校2年生までで習う英単語は覚える必要があります。(2020年に学習指導要領が改定されてますが、ネット検索で出てくる中学校英単語一覧をご参考にしていただいて問題ありません。)。この範囲に関しては、「I, my, me, mine」などの基礎的な単語も含みます。ここはコツコツと覚えるしかないです。気合いで乗り切りましょう。

特に気合いを入れて取り組んで頂きたいのが、動詞の活用です。動詞の原形(walk, eat, speakなど辞書で一番最初に出てくる単語)と過去形(walked, ate, spokeなど後ろにedが付いたり、不規則に変化するもの)は、最低限覚えてください。義務教育で習う範囲なので、「昔の自分がサボってしまった分の取返し」と腹を括って取り組みましょう。

この範囲まで覚えていただければ、英会話は問題なくできます。私は実際にロンドンでの2年間の生活を、中学レベルで乗り切りました。というより中学レベルで十分だった。テロの話も仕事の愚痴も恋バナも。なので、中学校2年生までの英単語を覚えたら海外で生活できる証明は私がしますので、みなさま気合いで取り組んでいただきたい!


英単語だけを覚えるのはオススメしない

中学校2年生までの英単語で大丈夫です」と毎回のレッスンで言っていても信じてくれない生徒さんたち。もちろん、大人ですのでもっと上を目指したいものですよね。ただ、先ほどお伝えしたように「中学レベルの英単語は古典的」に覚えるしか方法がありません。「何でeatの過去形は、eatedではなくateなんだ!」と問いかけても誰も答えてくれません。イギリス人やアメリカ人だって分からないでしょう。私たち日本人が「いっぽん、にほん、さんぼんって何で数え方が違うの?」と聞かれても答えられないのと同じです。

中学レベルの英語はとにかく覚えていただくと、文法の基礎で使う英単語が満載です。ですが、よくよく考えてみると、英単語だけを使うことって生きててないんですよ。英検や入試などの試験くらいです。

そして、単語を覚えるのに単語帳を使いますよね。私はこれをオススメしません!自分が嫌いだからじゃないですよ。ちゃんとした理由があります。


「period」の意味知ってる?

中学3年生から高校にかけて習う単語の一つ「period」。みなさま、意味をご存知ですか?大学入試でも出てくる単語です。これ、学校では「期間」と習います。辞書で検索していただいても一番上にこの意味がヒットすると思います。元号が平成から令和に変わったので、「Reiwa period has started in May.」のような使い方ができます。しかし受験で頻出単語の「period」。実世界では他の意味でよく使われているのです。

私はガッツリ大学受験をしていたので、「period=期間」と覚えていました。単語を覚えるのが苦手な私も、この意味は知っていました。そんなある日、ロンドンでこの単語と出会うことに。でも思わぬ出会い方でとても驚いたのを今でも忘れません。

過去記事でも書いていますが、私は生理痛が酷い。興味のある方はこちらもどうぞ。

こんな生理痛の酷い私は、ロンドンに渡ってからも変わらずに生理痛に苦しんでいました。当時はイギリス人とシェアハウスをしていました。リビングでシェアメイトと会うと、もちろん会話するんですね。でもそんな余裕もないほど体調が悪い。ほっといてほしかったので「生理中なんだよね」と言いたかったんです。でもそこで初めて「生理」という言葉を知らないことに気が付きます。毎月苦しめられているにも関わらず。なんなら「風邪」よりも私にとっては重要ワード!全く思い浮かばないのでググってみることに。そこで出てきたのが「period」だったのです。目が点でしたね。受験で「Edo period(江戸時代)」って出てきたのを覚えていたから余計に。笑 でも何回調べても、他のサイトで調べても「period」しか出てこない。一か八かでシェアメイトのイギリス人に「I'm on my period.」と検索したフレーズをそのまま言ってみると「Oh, are you okay? Take care!」と。めっちゃスムーズに会話成功!「period=生理」合ってた!!

この時、私の心の声は「学校で習う単語意味ないな。」と毒づいてました。学校で習っていたら、お腹痛い中必死に検索しなくて良かったのに!と。

そんな日を乗り越えてからは「period」使いまくりです。もちろん「期間」ではなく「生理」の意味でね。女性は絶対に知っておいた方が良い単語、と思って私の生徒さんには毎回お伝えしてます。

そして、みなさまこの「period」事件はこれで一件落着とお思いでしょう。それが違うんです。まだ続くのです。

帰国してから現在のお仕事をさせていただいてます。ネイティブ講師と大学で会うこともしばしば。そんな時、ある先生から「何時間目から授業あるの?」と聞かれました。そこでふと「あれ、1限目って何て言うんだろ?」と疑問がわくんです。はい、お気づきだと思いますが再び「period」の登場です。「1限目= 1st period」のような使い方をします。これ、受験生知っといた方がいいよね!

高校生の受験時代に覚えた「期間」という意味。ロンドンにいって「生理」という意味を追加しアップデートしました。しかし帰国後、さらに「限目」という意味が追加されるとは。パニックです。

この経験を踏まえて、みなさんにお伝えしたいのは「単語帳で単語だけを覚えるのはオススメしない」です。今回の「period」のように複数の意味を持つ英単語は多数存在します。

例えば、「book」。もちろん「本」という意味もありますが、「(ホテルなどを)予約する」という動詞の使い方もあります。辞書で単語を調べてもらうと、たくさんの意味が出てきます。でも先ほどの「period」のように対応しようと思うと、辞書に出てくる全ての意味を覚えないといけません。それはとても非効率でオススメできません。


フレーズで覚えよう

先ほどの私の体験談のように「period」だけ発したとしても、「生理」の意味で相手が受け取ってくれるとは限りません。相手も同じように受験勉強に取り組んでいたなら「期間」の意味だと思うし、教師や学生であれば「1限目」と思うかもしれません。

日常会話で、単語だけを発することって絶対にないんですよ。2年間の海外生活でありませんでした。

なので皆さんにオススメするのは、そのまま使えるフレーズを覚えてしまうこと。「period」だけで覚えるのではなく、「I'm on my period.(生理中なんだよ。)」で覚える。

「book」だけで覚えるのではなく、「I have an interesting book.(面白い本持ってるよ。)」や「I want to book this hotel.(このホテル予約したいです。)」で覚える。

そうすると、会話にすぐ使えるし、意味を履き違うことも避けられる。誰もが嫌な「単語を覚えるステップ」。どうせ時間をかけるなら、時短したい!英単語を覚える時間を、一気に短縮できるので、ぜひフレーズで覚えてみてください。

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