英語を教えていて思うこと。

みなさま、こんにちは☆今朝テレビを観ていたら、韓国のアーティストBTSがアメリカのバイデン大統領に表敬訪問しているニュースを目にしました。


そのニュースを観ながらふと思ったのが「日本のアーティストで、英語で対応できる人っているのだろうか?」ということ。

英語を毎日教えていると、「読めるけど聞き取れない」や「問題は解けるけど話せない」など、実社会で英語を使える人の少なさに、たまに疲労を感じます。かつては私もそちら側の立場だったので偉そうなことは言えないのですが、最終学歴の大学を卒業して約10年以上が経った今、何も教育が変わっていないことに悲しさを覚えます。

2020年度の学習指導要領の大幅改定により、学校で教わる内容は私の時代に比べると断然良くなっているように感じます。生きた英語を学ぶ機会が多いのではと思います。しかし、毎年春に迎える一年生と関わっていると、彼らの英語を使いこなすスキルは何も変わっていません。その事実に愕然とします。

小学校の頃から英語を耳にする機会が増え、リスニングスキルと発音に関しては良くなっているように感じます。しかし、聞かれたことしか答えられないので「How are you?」と聞いたところで返ってくるのは「I'm good.」や「I'm sleepy.」などの一言。さらに続けて「What did you do yesterday?」と重ねて聞くも、「I did my homework.」で完結。さらにこちらから質問を続けないと会話は続きません。これは会話ではなく一問一答。実社会ではこんなに誰も質問をしてくれません。普段の日本語での会話を思い返してもそうでしょう。一問一答形式のはずがありません。

これは彼らの英語力が低いわけではありません。高校までずっと「質問に答える」ことしかしていなかったので、自分の意見を自由に述べることができないのでしょう。

してこなかったことが出来ないのは当たり前なので、彼らが悪いわけでは決してありません。しかし、いつまでこんな状況を続けるのか。今朝のBTSの表敬訪問のニュースを観て特に思いました。ここ数年での韓国の国を挙げての成長は凄まじいです。もちろん英語を話せない人が多くいるのは事実ですが、日本と違って国内ではなく国外に目を向けている人が多くいるような感じがします。

自国だけでは賄えない日本なので、一人でも多くの人が国外に目を向けてほしいなと思います。そのためにもまずは、一人でも多くの人が英語を使いこなしてほしいな。これは毎日教える立場にいて強く思うこと。何年も英語の勉強してるんだから、そろそろ身につけようよ。

今日は愚痴っぽくなってしまったけれど、かなり切実なメッセージでもあります。現場からは以上です。

ということで、7月から「大人の英文法学び直し講座」の第二期生がスタートします。「英文法=書く、読む」に特化していることが多いのですが、こちらの文法講座は「話す」ことを目的にしています。なので、みなさんが学校で学んだ文法とは少し違う一面も。これを受けてくださっている方々からは、「もっと早く知りたかった」のお声を多数頂戴しています。半年間で終了するカリキュラムですので、2023年からは英語を話したい方、ぜひこの機会に受講してください。損はさせません。この半年間で、英語のお勉強から解放されてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?