同じ英語で違う英語。

みなさま、こんにちは☆今日はいつもは受け持っていないクラスに特別授業をしてきました。

「2回だけ英会話の授業をお願いできますか?」という、意味あるかな?と思いながらもオファーを受けることに。たった2回だけでは正直、英会話できないので頭を悩ませました。

悩んだ結果、世界の英語話者たちについてお話しすることに。多くの方が、「英語を使うならペラペラでないと!」と思っているように感じます。私の2年間のロンドン生活の経験からすると、「そんなことないですよ」というのがお伝えしたいことだったりします。

もちろんイギリスやアメリカで現地企業に就職するのであれば、ペラペラになる必要があるでしょう。ただ、世界で英語を話している8割がノン・ネイティブさんなんですね(これはあくまで世間で言われている割合です)。英語でいうノン・ネイティブとは、私たち日本人のように後から英語を勉強している人のことを指します。私は日常的に英語を使っていますが、日本で生まれ育ったのでネイティブには一生なれません。まぁなる必要性を感じたこともないのだけれど。

日本で英語を学ぶと、だいたいがアメリカ人が話している音源を使います。そうすると、あのレベルまでならないと英語を話せるって言ったらダメなんだ!みたいな謎の呪縛にかかっている方多いんですね。私もその中の一人でした。

しかし、ロンドンで2年間、毎日ブティックで働いていて出会った英語は決してお世辞にもCDで聞いていたキレイな英語ではありませんでした。インド訛りだったり中国訛り。スペインやイタリア、フランスなどあらゆる国の人が思い思いに英語を話していました。きっとCDから流れてくるアメリカ人の英語は聞き取れる人でも、各国の訛りがある英語は聞けない人が多いと思う。それほどまでに、同じ英語でも違う英語でした。

でも世界で英語を使っている8割の人たちが、私たち日本人と同じようにあとから英語を学んでいます。なので、「ペラペラ」を目指す必要ってないんですよね。

今日はそのことを学生たちに伝えてみたところ、「また英語をちゃんと勉強しようと思った」とか「簡単な英語で良いんだと思えた」「自分のつたない英語でも大丈夫な気がした」などの感想をいただき、とっても嬉しかったな。たった2回しか授業がないのが残念で仕方がない。笑

みなさまも、もし「ペラペラの呪縛」にかかっていたら、「世界の8割はノン・ネイティブ」ということを思い出してみてください。少し心が軽くなるはず!

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