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エッセイ

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主に人間関係や心の動きについて書いています
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記事一覧

ポゴレリチのピアノリサイタルを聴いて

 1月25日、君津市民文化ホールで開催されたイーヴォ・ポゴレリチのピアノリサイタルに行って…

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もしも結婚したときが違っていたら

 印象に残る夢を見た。高校時代の光景で、夫とともに歩いて、高校の級友と言葉を交わしていた…

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『明日、私は誰かのカノジョ』を読んで。毒親には2パターンある

 遅ればせながら漫画『明日、私は誰かのカノジョ』を読んだ。  ホス狂(ホスト狂い)の話が…

8

ネタと切り口、比重はどちらに

 本やネット小説を選ぶ基準は「作品が面白そうだから」だけでなく、「作者が好きだから」も王…

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ラスベガスで見た車椅子

 六年ほど前、アメリカのラスベガスへ旅行した。そこではスーッと滑らかに自転車ほどの速度で…

そめや あやみ
10か月前
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登場人物が全員死なない限り続きが気になる

 私は完結にあまりこだわっていません。周りから評価されたい気持ちはあるので完結するように…

そめや あやみ
11か月前
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「辞める挨拶」を自分の過去から探した

 ひとの「辞める挨拶」を読みながら、私は今までどこかを辞めるとき、挨拶をしてきただろうかと思った。  学校の卒業式は、一貫校なのに途中で抜けることで挨拶する雰囲気がなかったり、高校では入院中で欠席したり、大学では震災で中止されたりと、挨拶の機会が乏しかった。  ある職場を辞めると決まったときは、一部の上司以外は私が辞めると知らなかったから、「あれ、どこか行くの?」と声をかけてくださったひとに私は曖昧な笑顔で返して、そのまま勤務時間中の真昼間に職場を出て戻らず、それが最後の出勤

他者が作った曲を「心を込めて弾く」ことへの疑問と、解決に至った過程

 子どもの頃から少し不可解なまま、ピアノに向かっていました。  ピアノの先生は「自分のも…

同郷に自分を重ね合わせる話題について

もしかしたらこんな人生だったかもしれない、と自分を重ねて想像できる話題はエモい。同級生や…

小説『シャングリ・ラ』における鉄と炭素繊維の比較に読む、本質的ということ

「本質」という言葉が信憑性に欠けるという見方はいつ頃から出てきたのだろう、と思う。  具…

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数字とクリエイティブ

「数字が好きな人って、意外と多いんだなぁ……」  時々、こんなことを思う。  私は「好き…

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小説を書きながら思うこと

最近、小説を書くのが楽しい。 小説は、ぼやかさない小説は、書いていて「ぼやかす」必要をあ…

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小説『彼女は頭が悪いから』を読んで。フィクションだからこそ

『彼女は頭が悪いから』という小説がある。 東大生5人による強制わいせつ事件に着想を得た小…

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嫉妬について

嫉妬って何だろう。 私は恋心を抱いた人にはよく嫉妬していた。自分だけを見てほしい気持ち。嫉妬というより独占欲に近い。 でも恋と関係のない、能力が高い人に対する嫉妬は比較的少なめかもしれない。 嫉妬についての数々のツイートを見ていると、そう思う。 個人的な感想だけど、誰かの能力に嫉妬している人は、嫉妬のエネルギーを原動力にした努力のお陰で「勝てた」経験が沢山あるのかな、と思って見ている。学生時代に勉強を努力したら順位や偏差値が上がった、とか。 私個人の話になって恐縮だ