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【上級編】整地のコツ

もっと早く整地をしたい。カッコ良く整地できるようになりたい。
そんな方向けのコツや整地のマナーについてまとめました。

整地の基本は「初級編」に、定番の整地型は「中級編」にまとめています。整地のやりかた自体に不安のある方は、そちらをご覧ください。

1.整地の幅を広げる石交換

例えば黒地を整地中に「あの白石が黒だったら数えやすいのになぁ…」など思うことはありませんか?

整地に完全に慣れたら、境界線などに交じる反対色の石を同色の石へ交換する技を覚えると、整地の幅が広がります。

実際に見たほうが早いので、図を出しましょう。

石の交換のしかたB

例えば上の図の〇や△の石。境界線の中にひょっこり顔を出していて、気になる方は気になると思います。

このような石は、下の図のように境界線を崩さない範囲で反対色の石と交換することが可能です。(一応、同じ記号同士で交換しました)

石の交換のしかたA

こちらは壊れない境界線の部分や陣地の中の石が移動し合うだけなので、陣地の増減は発生しません。

これができるようになると、境界線に石が入り混じってどちらの陣地かわかりにくいのを直したり、石の移動を円滑にすることが可能になります。

ただし一歩間違えると、境界線を崩してしまったり、トラブルの原因になるので、完全に慣れるまではオススメしません。
また交換を行うときは、相手に一声かけると良心的です。(慣れた人同士だと暗黙の了解でやることが多いですが……。笑)

2.整地の定番型・応用編

「中級編」にて整地でよく使われる型をご紹介しましたが、応用的な型もあります。
下の図は石を埋めて端数調整をするのではなく、外すことで行うタイプです。

端数調整の整地3

左から「19×2+2=40」「7×7+1=50」です。

いろいろな整地のしかたを知っていると、柔軟に対応できるようになります。

3.整地中の気遣い

整地中、相手の方と手がぶつかってしまったり、作業したい場所に相手の手があってできない、ということはないでしょうか。
これらは整地がうまくなっても完全に避けることはできないのですが、ちょっとした気遣いで減らすことはできます。

例えば、相手が右側を整地しているときは、自分は手が交差しない範囲を整地する。
使う手を変えるという工夫もあります。

また自分が整地を終えると、勝手に相手の整地を手伝ってしまう方も時々お見かけしますが、トラブルに発展する恐れがあるので、あまり良くありません。(指導者の場合は別です)
あまり困っているようであれば、一声かけて了承を取ってから手伝うようにしましょう。

最初はマナー面までなかなか気が回らないことが多いかと思いますが、慣れてきたらこの辺りも気をつけるようにすると、更に気持ち良く対局を終えることができると思います。

4.まとめ

(1) 境界線を崩さない範囲であれば、異色間の石交換ができる
(2) 端数調整は、石を外してする方法もある
(3) 相手のことにも気を配って整地をすると、より円滑にできる

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