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恋愛の発酵と腐敗について

Oggiで紹介されていた本。
Oggiにしてはマニアックなテーマだな…と思い、読んでみた。面白かった。

商店街で働く3人の女が、これまた商店街でベーカリーを営む22歳のダメ男(見た目が良いダメ男なのか、見た目も悪いダメ男なのかまでは言及がなかった気がする。読む限り、どっちにも取れる。そこが気になるのに)に翻弄される話。

正確に言うと、1人の女は何があってもどっしり構え(『港』状態)、あとの2人が翻弄されて気が狂う話だった。
こういう『あの人は、私がいないとダメだから…』みたいにヒモ男を飼う女って、マジで実在するんだろうか。ドラマと演歌と小説の中でしか見たことがない。

上記の四角関係に加えて、モブ(ダメ男に狂った女に執着するストーカー体質のおっさん)の章があるんだけど、それも面白かった。ネットアイドルとかに本気で恋して、脅迫まがいのことをする男って、こういう思考なんだろうなーという感じ。

この本の前に読んだ『おいしいごはんが食べられますように』然り、最近当たりづいている。ラッキー。

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