はじめましての人も、そうじゃない人も ⑩

はじめましての人も、そうじゃない人もこんにちは、秋山あやです。
自己紹介を兼ねて、自分のこれまでとこれからを綴っております。今回が10回目です

1〜9回目はこちら↓

子どもと共に過ごせる場所を探して、支援センターや児童館、公園…。
年子の子どもをレンタルした双子用のベビーカーに乗せて、出かけまくった。
「子どもが遊べる場所を…、お友達を…」と言いながら、本当に欲しいのは「私」の友達たった。
問題をすり替えていた。

支援センターにいろんな子育てサークルの張り紙があって、
そこに野外で過ごすものがあり、軽い気持ちで参加してみた。

私が子どもの頃、祖母が購読していた「暮しの手帖」に
代々木公園で親が幼稚園のように交代で保育するグループの紹介があり、
小学生だった私は「毎日遠足みたいで楽しそうだなー」とぼんやり読んでいた記憶があった。
参加した野外保育のサークルが私が読んだそれだった時は「運命だ!!」と思った。
自主運営で子供たちを預かり合い、
幼稚園や保育園のように育て育ち合うその取り組みにどっぷりハマり、
晴れの日も雨の日も代々木公園や周辺の施設に出かけ遊んでいた。
自主運営は良くも悪くも運命共同体みたいなところもあり、
意見の擦り合わせや、歩み寄りなどは、
「嫌われたくない」
が強い私にはなかなかハードなものでもあった。

私の偏見や思い込みも強めだとは思うけれど、
都会のお母さんたちは
「私は私、あなたはあなた」
で、ちょっとドライに感じていた。
その感じがめちゃくちゃかっこよくて、
憧れて、
私もそんなふうになりたい!と思っていた。

でも、現実的には年子の育児で精一杯で、
颯爽と子供を連れて出かけるママたちの足元にも及ばない。
できないことがあっても
「できることをやればいいんじゃない」
と、当たり前なんだけど、
その一言ができない自分を突きつけられているようで、つらかった。

今思えば、
きっとそのママたちだって、いろいろあったに違いないが、
隣の芝生はいつだって眩しく青く、
私は、
背伸びして、
無理して、
いっぱいいっぱいだった。

本当に毎日ヘトヘトだったけれど、
こどもと過ごす毎日は充実していた。
親子というよりも、チームのような感覚だった。
たすけたり、たすけられたりした。
生活は合宿のようで、
毎日を過ごすので精一杯だったけれど、
子どもとガッツリ向かい合う日常は、
子どもとの信頼関係を築く時間大切な時間だったと心から思う。

子どもだけでなく、
日々荒れていく日常を共に過ごしてくれたオットや、
子供を軸に
ちょっと大袈裟だけど、
生きることに関わる全てを話してた母たちとは戦友というか、
会わなくなった今でも、信頼している同志になった。


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