はじめましての人も、そうじゃない人も ⑬

はじめましての人も、そうじゃない人もこんにちは、秋山あやです。
自己紹介を兼ねて、自分のこれまでとこれからを綴っております。今回が13回目です。

1〜12回目はこちら↓

そうこうしているうちに、また転勤の季節がやってきた。
双子が2歳になったばかりで、
オットの助けがなくなるよりも、
母の助けがなくなるほうが
私にとっての痛手が大きいのは想像に難かったので、
オットには先に赴任先の東京に戻ってもらい、私は広島に残った。

このころのことは、本当に記憶になくて、
生きることに精一杯だったんだろうなぁと推測するしかない。

当時、東日本大震災の直後で、西から東への移動は、
放射能の問題がクローズアップされ、友人も西に移住していたり、
本当に行っていいのだろうか?と不安で仕方なかった。
そんな時、母が
「おじいちゃんも原爆にあったけど、しっかり生き抜いた。
その遺伝子があなたにはちゃんと生きているから大丈夫」と
背中を押してくれた。
そんなのなんの根拠もないし、
心配がなくなったわけではないけれど、
父がいなかった私は家族が離れて暮らすことはあまり本意ではなかったし、排出できる体に育てるという私のモチベーションも高まり、
オットより1年遅れて私たちも引っ越すことになった。
自主保育時代の友人の勧めもあって
神奈川県の葉山町で私たちは暮らすことを決め、
またまた初めましてで、いろんなことがスタートした。

一度にみんながスタートすると、はじめましては子どもの分だけでも
×4(あ、一組双子なのでw)
人の顔や名前を覚えるのが得意な方だったにもかかわらず、
フリーズしていく私。
一方、私の方は5人子どもがいるというインパクト。
毎回「え?5人?」みたいなことで覚えてもらえる…
そして、二度目に会って、親しげに声を掛けられるのに、
「あーこの人はだれだったっけ????」
ということが何度も何度もあった。

もともと、
「〇〇ちゃんママ」とか「〇〇君のお母さん」みたいに
呼ばれることが嫌だったのもあり、
このままだと
「引っ越してきた5人子どもがいるママ」で
「〇〇ちゃんママ」から逃れられないな…と思った私は、
子供が所属するから始まるコミュニティ
(例えば幼稚園、小学校、習い事…などなど)じゃなくて、
私が私として参加できるコミュニティに自ら進んで入りたいなと思った。

まず、始めたのが今の常備菜ラボの前身になっている
「おひさまクッキング」だった。
ありがたいことに、
初めましての私をランチに誘ってくださる方も多く、
仲が良くなるきっかけをたくさんいただいた。
私はおいしいランチでおなかがいっぱいだけど、
ランチから帰ったら子どものご飯を作らなくちゃいけない。
おなかがいっぱいでごはんをつくる気力はない…。

「はっ!」だったら、みんなでご飯をつくればいいんじゃない?
女の人は手を動かしながら話をすることができるし、幸いうちには大きい鍋がある(大家族なんでねw)
ごはんを作りながら話して、
作ったものを食べながら話す。
さらにお持ち帰りして作ったものを家族の食卓に並べる。
そうしたら、みんなハッピーじゃない??
そんな風に考えてランチに誘ってくださる方に声をかけ始めたのが
今「常備菜ラボ」となっている。

そして、もう一つ。
屋外で親とか子どもとかの枠を取っ払って遊ぶ。
結果じゃない大事なのはプロセス。
というそのコンセプトが私にめちゃくちゃヒットして、
年間のコースプログラムとして立ち上がる時期だった
原っぱ大学の体験に出かけ、そして、スタッフの門をたたいた。



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