或る日の潮風の記憶

2021年の旅の記憶です。

彼女の誕生日を記念して新潟までドライブに行きました。
目的地は青海川駅と、隠れた名所的コスモス畑。

夜中に家を出て、真っ暗な関越道をひたすら走って向かった新潟。

私はトラックドライバーだったので、新潟も良く行ってました。 とは言えいつもは仕事で目線の高いトラックからの景色。
乗用車で駆け抜ける新潟の景色はまた新鮮で、とても心地が良いものがありました。

早朝になってまず到着したのは青海川駅。
日本で最も海から近いと言われるJR信越本線の駅です。
デートスポットとしても有名なこの駅で、彼女と共に潮風を浴びながらそのひと時を楽しみました。

駅から見えるその景色は、幻想的で思いを馳せる。

僅かな滞在時間でしたが、それでもここで浴びる日本海の潮風は心地よくて。
その心地良さが心に安らぎを与えてくれて、長いことここで過ごしたようなそんな気分にさせてくれました。

時間も経ち、観光客が少しづつ来るようになってきたため私たちは次なる目的地へ。


綺麗なコスモス畑

次に向かったのは、隠れた名所とされる海沿いのコスモス畑。
ここもまた、海が綺麗に見えます。

たくさんの美しく咲き誇るコスモスと海が奏でるその「絵」は、まさに自然が生み出した芸術作品そのもの。


可憐なコスモスと海

日本海の綺麗な海の色とマッチするコスモスの鮮やかな薄紫色は、この世のありとあらゆる喧騒を忘れさせてくれる素晴らしい景色でした。

僅かに香る華やかな香りと潮風が、幸せな気持ちにさせてくれる。

ささやかな花の香りに潮風。
こんな素敵な風景が、訪れてから3年経った今でも思い出せます。

いつも太平洋側ばかり旅する私が、たまには日本海へと来てみれば。
またその美しさが、心を洗ってくれる素晴らしい風景でした。

いつかまた、歳を取ったらまた同じ景色を見に行きたい。
いや、歳を取らなくても。日常の喧騒に疲れた時には心を洗いに訪れてみたいな。
そう思える、素晴らしい旅なのでした。


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