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引きこもりとカウンセリング 〜カウンセリングを受けるべきなのは周りの家族〜

我が家には18歳の引きこもりの娘がいます。

中学の後半を不登校、そして通信制高校に進学したものの、学校に通うことが出来ずに退学し、現在は夜の犬の散歩の時しか外出できません。


別居中の夫や、たまに行く夫の実家の家族からは、家にいるなら家事を。そしてカウンセリングを受けることを勧められます。

起立性調節障害や不登校について色々調べていた時にも、心療内科などに通うことが項目に必ず載っていました。


ずっとそう言われ続けてきて、『そうですね』と言いながら、ココロのどこかでモヤモヤしていましたが、その理由がハッキリしてきました。


外出できない本人が、カウンセリングを受けられるわけがない。
カウンセリングを受けるべきなのは、本人ではなく家族なんじゃないか。


外出できなくなった理由は、人それぞれ違います。
でも、外出ができなくなった事を一番不安に思っているのは本人です。

自分なりに頑張ってきたのに、周りや自分の中で納得できなかったり、さまざまなマイナスの感情を溜め込んでしまって、ココロが悲鳴をあげ、身体が思うように動かない・・・

自信をなくしてしまっている状態の人に、
「動けるなら家のことを手伝いなさい」
「一度病院に行ってみる?」
と話しかけるほうが間違ってると、私は思います。


家の中で好きなように過ごしていれば、それで良いんです。

だって、何もかもに一番不安に感じているのは、動けなくなった本人だから。
家族に言われなくたって、わかってます。
わかってるけど、身体が動かない。
動かない自分に対して自信をなくす。
自信がなくなると動けなくなる。

そんな状態を理解するために、家族がまずカウンセリングを受けてみる。


実際、私も娘が不登校になった頃、学校などの相談窓口を訪れ、カウンセラーの先生とたくさん話をして、気づきがあったり、アドバイスを受けたりしました。

現在はまだ動くことはできませんが、動けるようになるまで、気長に付き合おうと思えるようになりました。
家の中では何をするでもなく、普通に過ごしています。次女や長男とも変わりなく接しています。


カウンセリングを一番身近にいる人が受けることによって、何かが変わるかもしれません。

サポートしていただけると嬉しいです いただいたサポートのつかいみちは、これから考えます(´-ω-`)