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みんな勘違いしてっけど、これからは大荷物女の時代だから



まえがき

いつからだろう、「いい女は荷物が少ない」という風潮が形成されはじめたのは。
それに合わせて、昨今は小さなバッグが流行ったり、小さなバッグにも入る小さな財布がたくさん販売されている。
ミニマリズム流行とどちらが先か定かではないが、とにかく「物は少ない方がいい」と考える人たちが多数派なのが、今の世の中だ。

だが、私はこの風潮に断固として「NO」を突きつける。


固定観念を捨てよ、荷物を持とう

そもそも荷物を減らすというのは、私からすれば「あまりに危険な行為」である。
外出先で何か必要なものが出てきた場合、「コンビニで買えばいいや」「人にもらったり貸してもらったりすればいいや」などと考えている、無責任な思考回路だ。

だがしかし、たまたま外出先でコンビニが見つからなかったら?
その場に居合わせた人が、誰も必要なものを持っていなかったら?
もしも事件や事故・災害に巻き込まれてしまったら?
私は考えるだけで恐ろしい。

上述の例で、多くの女性の方は、学生時代に経験があるかもしれない。
これを読んでいる女性のあなた、学校で突然生理が来て、クラスメイトにナプキンをもらう・あるいは逆にあげる経験をしたことはないだろうか?
私はある。もちろんあげる側だ。

もしくはクラスで「誰かハサミ持ってなーい?」などと聞いてくる子はいなかっただろうか。
その子にハサミを貸すのも、いつも私だ。

今一度、胸に手を当てて考えてみてほしい。
あなたは誰かに頼る前提で、小荷物主義を貫いてはいないだろうか?
私が常に隣にいればたいていのものは持っているが、無論そういうわけにはいかないぞ。

大荷物を持つことは、自分の外出という行動に責任を持つことだ。
そして困っている誰かを助けることだ。


大荷物礼賛

ここからは私の普段の持ち物を紹介する。

筆者のリアル持ち物

左上から順に、
・ハンカチ
・生理用品
・常用薬(余談だが筆者は持病があり、これが生命線である)
・マスクケース(マスク2~3枚、予備の薬、絆創膏、健康のお守り等)
・ポーチ①(フェイシャルシート等)
・ポーチ②(ポケットティッシュ、ウエットティッシュ、予備のマスク)
・巾着(のど飴、ブドウ糖補給のためのラムネ)
・晴雨兼用折り畳み傘
・水(薬を飲むため必須)
・お茶
・モバイルバッテリー
・イヤフォン
・リップクリーム
・厄除けのお塩(今年本厄のため)
・鏡つきあぶらとり紙
・ボールペン
・財布
・制汗スプレー
・病院セット(診察券、お薬手帳等をまとめている。筆者は緊急搬送されがちなため必須)
・マスク
・ビニール袋
これに加えて、
・スマホ
・自宅の鍵

これで最低限である。
突っ込みどころがあるとすれば、薬とマスクはもう少し削れる余地があるが、筆者の障害特性上、補充を忘れがちなので、これぐらいでちょうどいい。

ここで特に大事なのは、やはり薬と病院セットだ。
もちろん自分用で病院の処方薬は必須だが、合わせてドラッグストアで売っている痛み止めを常に持ち歩いている。自分も夫も頭痛持ちのため、常に使えるようにしている。
また、病院セットは万が一緊急搬送された際、お薬手帳が非常に役立つ。なんせ飲んでいる薬の種類が多すぎるので、これを見せれば一発で伝わる。

これらをGUで1,500円ぐらいで買ったショルダーバッグに詰め込んでおでかけする。
無論パンッパンだ。
だがこれでいい。

はちきれんばかりの量の荷物を受け入れてくれる健気なバッグ。助かる。


大荷物のすゝめ

普段私がいかに他人様にご迷惑をおかけしないか、また人を助けられるかという観点で大荷物を持ち歩いていることは、きっとおわかりいただけたことと思う。

そもそも子なし女性ならいざ知らず、ママさんたちは必然的に子供用の大量の荷物を持ち歩かなくてはならない。そういう人たちは「いい女」ではないのか?
私は間違いなく「いい女」だと思う。

ここまで読んでくださったあなた、これからは「大荷物のいい女」にならないか?
いや、男女は問わない。
私とともに「大荷物のいい人」になろうではないか!


あとがき

普段のリアル持ち物を晒すのは少々恥ずかしかったが、大荷物の良さが少しでもあなたに伝わったなら幸いだ。是非次の外出から実践してみてほしい。
そうしてみんなで、自分のためだけでなく、街で困っている人を助けられる人になろう!
私はそんな世の中になってほしいと願っている。

最後に筆者の推し球団がわかってしまったあなた、是非コメントお待ちしております。


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