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縮小社会


2056年に日本の人口が1億人を下回る―
と日経オンラインの記事が出まして、少子化、人口減少はもう止められないという話はずいぶん前からなので驚かないのですが、これに私の身の回りのことがいろいろと、少しずつ関わっているので少しまとめたくなりました。


イオンのいなげや子会社化(敬称略)。


スーパーは必要でなくならないけれども、人は減るので顧客は取り合いである。今あるスーパーをまるごと取り込んでいく必要がある。

そういう理由もありますよね。いなげやさん(敬称略と言いつつお世話になっているので「さん」をつけたい…)、何かとご縁があって、昔からよく行っていますし、いろいろ思い入れのあるスーパーです。

働いていらっしゃる方もハートのある方が多くて、友人がパートしていたりもしましたし、お惣菜もおいしいですし、高齢者の方がのんびりできるカフェスペースがパン屋さんのところにできたりしてですね、いい企業さんだなあといつも思っています。

今年11月には連結子会社化、来年11月にはイオン傘下のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスに経営統合、完全子会社化ですね。

規模を大きくしていきながら独自性を守る、画一化をしないで続けていくというのは、本当に難しいものなのだなと思います。

会社も前向きに縮小する

これは、以前読んだ本に書いてあったフレーズなんですけれども。
人口が減り、ある程度社会が成長しきって仕上がっている今、前段のイオンのように、すでに大きい会社はあるものを取り込んで巨大になっていき、中規模なものはそこに取り込まれるのか、縮小するのかという二極化するのかなと思っています。

会社の方向性を考えているときに、起業したからには、どんどん会社を大きくして、従業員を雇っていかないといけないのか…と思っていたときがあったのですが、共感したのは「これから縮小社会だから、効率良く小さく商売をしていくのがいい」という内容。

弊社の場合もともと小さくやっていますので縮小も何もないのですが、大きくしようとしなくてもいいのかな、と思いました。大きくして、従業員をたくさん雇って、というのはたいがい周りの人達の要望なので、個性があって能力を発揮できて社会に貢献できてそれなりに利益が出るのならば、「大きくしない」はこれからの縮小社会に合っていると思います。

子どもはどうしたって減る

現状のまま行けば少子高齢化は進み続けることが確実。日本がなくなってしまうかもというのが冗談に聞こえないほど。

それなのに、本当に危機感があるのかと疑ってしまうほど、日本はまだまだ子育てがしにくい。女性に子育て負担がかかりすぎている。およそたくさん子どもを産もうなんて、思えない社会だと思います。「子育て罰」という言葉を聞いてなるほどと思ったのですが、なぜにこう、妊娠中、赤ちゃん連れのお母さんを、いじめていいと思っている人が多いのか。普通他人に言わないようなことを、ママには言って傷つける。

急いで逃げられないからですかね。そうだとしたら、あまりに幼稚な社会じゃないですか。子育てのしにくさについてはまた、次回書こうと思います。


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