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26年前の出来事 🍀〜感謝の意を込めて〜


1月25日
毎年この日がくると思い出すことがある。


26年前のこの日、交通事故にあったことを‥。

この時わたしは妊娠10ヶ月、臨月に入っていた。
いつ生まれてもよいと言われて産科検診を終えて帰る途中の出来事だった。
運転手は夫。
助手席にわたし。
あの日も真冬の厳しい寒さだった。

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予定日を6日後に控えての検診。子宮口は2センチ開いていると伝えられた。
「初産だから生まれるまでにはまだ時間がかかるだろう」と医師から伝えられた。

受診を終えての帰り道
お昼近くになっており、気温も上がり路面の雪も溶け始めていた。

ラーメンを食べたいと言う夫に付き合い、新しく出来たというカレーラーメン屋さんへ寄ってお腹を満たした。

そして帰路へと‥

それはトンネル内でおきた。
前車は荷物をたくさん積んだトラックが走っていた。
突然、トラックのブレーキランプがついた。夫もブレーキをかける。
トンネル内はブラックアイスバーンだったのだろう、滑って止まらない。
「スルースルー」とタイヤの滑る音がする。
トラックとの距離が近づく。どんどん近づく。

「あっ、ぶつかる!」

ここからぶつかる瞬間まではスローモーションだった。
ぶつかった瞬間は確かにあったが、衝撃は覚えていない。
次の瞬間、車のボンネットから物凄い音がして液体が噴水のように噴き出している。

今にも爆発するのではないかと言う恐怖に襲われた。
お腹の赤ちゃんは大丈夫なのだろうか?
と不安も湧き上がり、破水をしていることにもはじめて気づいた。


夫「まずは車の外にでよう」

シートベルトを外し車外へ、そこは真っ暗なトンネル。
ぶつかった場所はトンネル内ちょうど真ん中くらいのところ。
トンネルの外へ出る為、必死に歩いた。

(トラックはぶつかった衝撃を感じなかったのか?何ごともなかったかの様にそのまま走行していった)

夫と一緒にトンネルの外に出た。

状況を目にした人達は車を停めて立ち寄ってきた。


夫はその中のひとりに
わたしをかかりつけの産科まで乗せて行って欲しいとお願いをしてくれて、わたしは見ず知らずの人の車で病院へ向かった。
(救急車がきたのはそのあとだった)


前置きが長くなりましたが‥


この時、お世話になった方々へ

その節はありがとうございました✨

あの後、無事出産をしました。
娘は明日で26歳になります。
事故がきっかけとなって生まれた娘。
この事故はお腹の娘を護るためにおきた出来事だったと後でわかりました。
この26年間で何度か生かされる経験をしてきている娘。


生きるとは‥

〜生かされる様に生きること〜


今のわたしが感じていることです。



この場で改めて感謝の意を込めて‥。



ありがとうございました✨

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次に続く‥

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