パウ・パトロールとの運命の出会い
映画「パウ・パトロール ザ・ムービー」も大変よかったのだが、娘とパウ・パトロールの運命的な出会いを語らせてほしい。
娘は当時1歳半、飛行機で知人の結婚式に海外へ連れて行った時のこと。
フィンランドからイタリアへの移動の昼間のフライトの際、私たち親子は機内の最後尾の右側の席に座っていた。通路を挟んで左側の席に、ラテン系の若い男性3名くらいがずっとワイワイと大きな声で話していた。英語ではないため、何を話しているのか分からず、時折こちらをチラチラ見て何か話しているような気がして、何か怖く感じがしていた。
空路が中盤か終盤にさしかかった頃、その男性陣から何かモノが回ってきた。
一体何?と思いながら、夫が受け取ると、手のひらサイズのプラスチック製の犬の人形だった。4本足で立っており、グレーの毛並みで、黄緑色のヘルメットをかぶり、黒いリュックを背負っている。
夫がびっくりして、「え、これくれるの?」と聞くと、「子どもにあげて!」みたいなことを笑顔で返してくれた。
〜娘の性別までは遠目でわからなかったのだろう。機内で比較的大人しくしていた娘は別の老婦人にも、「He is an amazing traveler!と」言われていた。〜
言葉が分からないからなんだか怖そうだなんて、ひどい決めつけだなと自分を恥じた。心優しい青年たちではないか。
夫と、「何かのキャラクターだよね、ハッピーセットのおもちゃかな?」などと話し、その犬は娘の大のお気に入りのおもちゃとなった。
半年が経過した頃、Netflixを見ていた娘がこれ!!と指を指したその先にあったのは、この作品もおすすめです、というコーナーにあったパウ・パトロールのサムネイルだった。
そう、その犬はパウ・パトロールのロッキーだったのだ。
それから娘は、NHK いないいないばあっ!のワンワン、おかあさんといっしょ、Netflixのオリジナルアニメキャラ、プリキュア、シルバニアファミリーとハマっていったが、パウ・パトロールだけは特別のようで、4歳になった今もずっと好きだ。人形とビークルのセットのおもちゃもケント以外の犬たちはほぼ揃った。ロッキーだけはあの日飛行機で回ってきた人形があるので、買っていない。
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