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サウイフモノニワタシハナリタイ



始まりはカニさんの、この記事。

柚木沙弥郎さん、101歳。現役の染織家だ。

プロフィール(ホームページより引用)

染色家。1922年東京田端生まれ。渋谷区在住。柳宗悦の「民藝」と芹沢銈介のカレンダーとの出会いから染色の道に進む。型染による染布、染絵など多くの作品を制作しながら、女子美術大学で教鞭をとる。染色のほか、絵本や版画、立体作品にも取り組む。国内外で数多くの個展を開催。


私は、カニさんの記事で、初めて柚木さんのことを知ったのだけど。

カニさんの記事より引用。葉書にしてこのインパクト!

色遣い、散りばめられたモチーフの大胆さ、斬新さ、写真を見るだけで気持ちが明るくなるパワフルさ。一目で大好きになってしまった。

柚木さんの作品を、じかに、もっとたくさん見たい!

記事によると、
カニさんは、大阪高島屋で「柚木沙弥郎と仲間たち」という展覧会に行ってきたそうだ。

大阪高島屋での開催は9月3日まで。
その後は、東京で。

私が住んでいる福岡では、、、開催予定なし。
それでもあきらめられない。
作品を収蔵している美術館はどこだろう?

ホームページによると、

<作品所蔵>

国立工芸館
日本民藝館
大阪日本民芸館
岩立フォークテキスタイルミュージアム
女子美術大学美術館
福島県立美術館
世田谷美術館
坂本善三美術館
神奈川県立近代美術館
岩手県立美術館
泉美術館
木城えほんの郷
松本市美術館
フランス国立ギメ東洋美術館
(柚木沙弥郎ホームページより)

この中で距離が近いのは、宮崎県にある木城えほんの郷、交通の便を考えて一番早く行けそうなのは、広島にある泉美術館。
…福岡からではどちらもまあまあ、遠いかな。


じゃあ、本はあるかしら、

と、ネット検索したら。真っ先にヒットしたのが
ヘッダー画像の絵本。

昔から大好きな宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」。柚木さんの絵を添えた本があった。

この詩の読み方として、北国の気候、農業の厳しさを強調しているものが多いけど、
柚木さんは、明るく描きたかった、とコメントしていてその言葉にも共感。
迷わず購入。


大好きな画家の絵本ってよい。
絵はこの世に一点だけだけど、絵本なら
欲しい人の数だけ印刷できるし、
見たい時に気楽に手に取ってページをめくれるから。



ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

宮沢賢治「雨ニモマケズ」の後半より抜粋
*「ヒドリ」は原文のまま。

ここが好き。
別にみんなからの称賛がほしくてやってるわけじゃなくて、ただ、
自分がそうしたいからやってるという。

すごく自由で痛快な生き方だと感じるのだけど、どう思われますか?

「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」





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