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詩、詩のようなもの

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自作の詩をまとめました。 詩と名乗るにはおこがましい、 文字を使って描いた絵のようなものです。
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#自由詩

勝負師

風速ゼロの 大海原の なぎの表情(かお) 伏せたまつげで かくすひとみ だが その眼は その時…

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自分をすきになりたいあなたへ

そこのあなた いいから 目をつぶってごらんなさい あなたの 一番大好きな人を思い浮かべてね…

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恋寒天

まちに夕やみ せまるころ 誰かのおとした 恋ごころ せつない思いの みずいろソーダ あま…

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いいひと

化けの皮なんて とっくにはがれてる その芝居には 十分つきあったね いいひとぶって 悪気の…

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Life

奇跡はない 魔法もない ひざまづき この手のぞうきん一枚をたよりに 目の前の床板 一枚一枚…

22

あくがれだす

むすぶ むすぶ むすびめが ほどけて あくがれ いづる 心を どうにか なんとか ここに つ…

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あなたを友と呼べるなら

もしも あなたを 友と呼べるなら 友よ わたしは あなたの苦しみを のぞまない だけど あなたしか あなたに なることはできないのだ だれかが あなたに なりかわることも あなたが だれかに なりかわることも けっして できはしないのだ 友よ わたしが ほんとうに のぞむのは あなたが あなたでいつづけること あなたが あなたになっていくこと そのことに 必要なくるしみが できるだけ 小さいこと なのだ ーーーーーーーーーーーーーーー 自分である

【三行短詩】うわ、の戯れ

うわべは おとなしく みえても うわばみ うわきな こころは ゆめゆめ とまらず うわ目な ま…

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あいのことば

小さくても うすくても 愛は愛だ いつもあなたのそばにいる 肩先にこっそり腰かけて あ…

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体裁(ていさい)

そんなものは はやいとこ とっつかまえて ふんじばって あたまから ばりばりかみ砕いて …

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沈黙

あなたは 「うつくしい」「すばらしい」… ほんとうに 本当のものは 私を沈黙させる 私の心…

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月とはな

ぐらぐら三日月 なのはな わらう ゆらゆら半月 はにかむ ききょう おっとり満月 し…

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「うら」の 戯れ

うらぶれた さびいろのドア うらがえる おもてと うら こぼれだす ぶさいくな よしなしごと…

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空から 地面から

ほんとうに 泣きたかったとき わたしの目は なみだを流せなかった ほんとうに さけびたかったとき わたしの口は ことばを吐き出せなかった わたしのことば わたしのなみだは ゆっくりと 地面へ浸み出し 大気へ散らばり いまでは わたしは「もぬけのから」だ 今日もせっせと わたしは空から 地面から 自分のかけらを ひろいあつめる