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イタリア映画祭 2024 ヴォラーレ (原題:Volare)

マルゲリータ・ブイが初監督して主演している作品。事前にはっきりと「コメディ」と紹介されていたのはこちらだけだったので楽しみにしていました。

イタリアのナショナルフラッグITAとコラボしている

ベテランのマルゲリータ・ブイ主演ということで、安定感は半端ない。

ですが…

うーん、終わってみてちょっと物足りなさが残りました。

国際俳優になりたい彼女を含む「飛行機恐怖症」の人たちが、航空会社が主催する恐怖症克服の2日間コースに参加します。人種も職業も違う人たちが集まるということで色々起きるのですが、なんだかあまりストーリーに入り込めなかったのです。

あくまでも私個人の感覚ですが、それぞれのキャラクターの背景が描き切れていなかった感じがしました。シチュエーション的にはそれぞれが深堀されて、その背景に関連する恐怖症の原因があって、それがメンバー同士の相互作用で解消されていく…みたいなものを想像していました。

確かにそんな部分もちょっとあるのですが、なんか浅く感じました。そして「え?これでいきなり実地訓練と称して飛行機に乗る??」と、ちょっと話が飛んだ感じが。

私、途中で盛大に寝落ちしていた???
と、思ってしまうぐらい、なんだか観客が置いてきぼりになっているような感じがしました。

いい材料が集まっているのになぁ…という残念な気持ちで観終わったのでした。

途中で何度か寝落ちしそうになったのは確かなので、全然そんなことないよ!面白く描いていたよ!という意見の方がいたらごめんなさい。

これも事前に期待を高めすぎちゃったのかな。


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