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まずは塩鮭を焼いたらいいんじゃないか

前回の投稿で、『健やかな成長と免疫のための規則正しく健康的な生活』に縛られるあまり、例えば食事のしたくにしても、やたらと手数ばかり多くて中途半端な状態に陥っていると書いた。

子どもの成長を願い、家族みんなの健康を守るため、毎日食事を用意する者として、私はつくづく思う。日本の家庭料理って、とにかく食べさせようとしてない?手を変え品を変え…国籍すら軽々と超えていくのは、さまざまな味を楽しみたい国民性もあるんだろうけど、「飽きのこないように」「苦手な野菜も無理なく食べられるように」とすっごく頑張っている気がする。

飽きたって、いいじゃん…
食欲がわかないなら、食べない選択もアリだと思うんだ。お腹が空いたら、美味しさが割り増すんだから(空腹は最大の調味料)

というわけで、私は今、とにかく食べさせようと頑張らない、自分にとってちょうどいい献立って何だろう、と考えている。

私はこれをスタメンにする

ごはん、大根のみそ汁、焼き鮭。なんかイモ。納豆を足してもよい。
このメンバーならば、成人男性である夫も、9歳の長男も、3歳の次男も(野菜嫌いで肉もあまり好きじゃない)、ひと通り食べられる。
こいつらが、私のスタメンである

ただし、男子の狩猟本能をあまりくすぐらないのか、こんな反応が。

それも想定に入れて、冷蔵庫に豚肉があれば、みそ汁に投入してもよい。
カサ増し食材をふんだんに混ぜ込んでもよい。子どもにはイモ類、大人にはキノコ類が有効である。大事なのは、メインの塩鮭をグリルにまかせて、胸を張ることだ。

じゃがいも、かぼちゃ、さつまいも。今年の一斉休校期間中は、目が合えば「お腹空いた」と言われるので、私は何にでもこの食材を混ぜていた。

将来「おふくろの味って全然手をかけてなかった」と言われていい

「男は胃袋でつかめ」って、誰が言い出したんだろうか。
夫にどんな食事がいいか、改めて聞いてみると、『手間をかけて品数多く、工夫をこらした調理』じゃなくていい、『肉か魚か、メインがあればいい。いっそ、焼いただけでいい。あとはそこに野菜があれば』ぐらいのオーダーだったりする。そう、男性はメインが不明だと、色々並べていても「今日のおかず何?」と思うらしい。
(そしてそれを口に出して作り手=女性の不興を買うあるある)

好かれたいからとひたすら相手に寄せていくんじゃなくて、そのとき精一杯用意すれば良しとしよう。
だって、食事は毎日のことだもの。

これはブロッコリー茹でただけ、そこにすりごま混ぜるだけのゴマ和え。
PRでも何でもないのだが、このうまかあじって原材料が「いりごま」だけなのに、すごく美味しいので愛用している。つい一句読んじゃうくらいに。

そして、みそを揉み込み、焼くだけの一品。
グリル最高。

とりとめもなく終わる。

ありがとうございます!自分も楽しく、見る人も楽しませる、よい絵を描く糧にさせていただきます!