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たまに大分弁③

大分県人が標準語だと思って使っている方言ベスト3!(独断と偏見含む)

3位 なおす

これは大分だけではなく西日本の広範囲で使われている方言である。

東日本の方では「悪い所を修理する」という意味で使われるが、西日本の方では

「収納、片付ける」

という意味で使われる。

なので、東日本の人に
「このリモコンなおしちょって」
というと、
「え…どこも壊れてないみたいだけど」
となるのである。

2位 一寸ずり

渋滞して車が少しずつしか進まない状況。

「ゴールデンウィーク中やけん、車が一寸ずりで動かんわ」
という使い方をする。

「一寸」ちょっと「ずる」ずれる、ずらす
という複合語で、大分ではこの

「ずる」

という言葉も、方言としてよく使っている。
大体「動く、移動する」という意味で、
「ちょっとここ狭いけん、こっちにずって」
という感じである。

ちなみに調べてみた所、上越地方でもこの“一寸ずり”を使っているらしい。

1位 離合

方言っぽくないワードではあるが、通常は文字通り「離れたり集まったりすること」という意味で使われる。
これが、九州、中国地方あたりでは、

車と車がすれ違うこと

という意味になるのだ。

まぁ、車同士が“合って離れる”わけだから意味は合ってるような気もする。
なのでこれは標準語だと思って、メディアや看板など公で使う人も多いようだ。

「ここは道が狭いけん、離合するの気をつけよえ〜」
というような使い方をする。

ちなみにブラタモリでタモリさんからインタビューを受けてた方が「離合」と使っていて、すかさずタモリさんが
「出身どちらですか?離合って九州しか言わないんです」
と言っていたが、さすが福岡出身のタモリさん。そこは聞き逃さなかった(笑)

もちろん大分以外でもこのような「自分は標準語だと思っていた方言」というのはいっぱいあると思うし、それが方言の魅力なのだと思う。

周りでサラっとこの3つの言葉を使う方がいたらぜひ
「もしかして大分出身?」
と聞いてみて頂くと、そこから会話が広がっていく、かもしれない。

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