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「クレソン」新聞連載と表彰式

昨日3月16日から、やまなし文学賞受賞作「クレソン」の連載が山梨日日新聞で始まっています。全20回(日曜・月曜と、祝日翌日は掲載休み)で、甲府市の画家の古屋良昭さんによるとても印象的な挿画も掲載されています。

また昨日は山梨県立文学館で表彰式もありました。

選考委員の町田康さん、堀江敏幸さん、青山七恵さん、それに三枝昻之館長ともお話しさせてもらいました。関係者の方やそのご家族の方にも声を掛けてもらい、自分は緊張でうわずりっぱなしでしたが、あたたかい雰囲気にほぐされていきました(帰りの新幹線で「いろんな人に作品読んでもらったんだなあ…」「先生たち優しかった…ほんとに優しかった…」と思い返してベソをかきそうに)。

式の中で、地元の高校生に作品の一部を朗読してもらうという機会もありました。テキストが自分の手を離れて声となり、同じ空間にいる人々とともにそれに耳を傾けるというのは、いわく言いがたく貴重な体験でした(ということを堀江敏幸さんにお話しすると「そうでしょう」と穏やかなほほえみが)。「クレソン」を読んでくださった山梨県立吉田高校放送部のKさん、素晴らしい朗読をありがとうございました。

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