許される人　許されない人

はい。本日はおだんごの今までの研究について

ここに発表をしたいと思います。

約20年以上、高齢者介護の現場で働いてきた

私独自の考察であります。

正しいか正しくないかは別の話。

エビデンスとか言われると白目になります。

君は、ACPについてはどう考えているの？とか

聞かれたら、難聴のふりをします。

いつまで経っても偏差値底辺。おだんごです。

そんな、お勉強やカタカナに弱い頭しか

持ち合わせていないことをご承知おきの上で

聞いていただける、心の広い方の片隅に届けば

いいなと思います。

はじまりはじまり。

その日、私は当時の上司の男性と2人で

お年寄りを送迎した帰り道に、ふと、

エッチなことを言ったりやったりする

おじいさんの話になりました。

上司は　〇〇さんが、少しでもそういう素振りを
すると、女性職員の目が三角になるでしょ。
注意も厳しいじゃない。でも☆☆さんの時は、
みんなが笑って、もう、やめてよーの声も、
なんか明るいじゃない。俺はさあ、やっぱり、
許される年寄りになりたいよ。と話しました。

上司は素直で好感がもてますね。

ちょっとエロいことを言うつもりかやるつもりだと部下にバレました。

そこから、なんとなく、私達は誰が許され、
誰が許されないかを判別していくクイズを出し合いました。

ここで驚愕の事実。性別が異なっても、ほぼ
意見は一致しました。

だいたい、許される人と許されない人の間には
はっきりした違いがありました。

まず、顔。　これはもう仕方ありません。
歳をとればイケメンは関係ないかというと、
イケメンはいくつになってもちやほやされます。
これはもう仕方ない。

しかし、顔は、実は性格も滲むので
最初ちやほやされて、心がイマイチだと離れていきます。つかみはOKで、持続する人はやはり
魅力のある人です。

雰囲気で許される、許されないは確実に存在します。

あと、味わい深い人は好かれます。温かい気持ちで重ねてきた時間は顔にでて豊潤なため、こちらもまた固定ファンがつきます。

顔には人生が出ます。造りだけでなく滲み出るもので、受け入れられる人がいます。

次に清潔感。例え、失禁しても不潔に感じない人がいます。普段から身だしなみや身の回りを綺麗に整えていた人は、たいていマナーがあるので、
安心できますね。

そして、最も大切なのが人にリスペクトがあるかないかです。

これは決めつけではないのですが、若い時に
女性を侮辱し、蔑んでいた気持ちを持っていた人は例えどんなに隠しても必ずわかります。

これは、外見でも逆転できません。

威圧的な態度や、過去の権力や権威を振りかざす人の下ネタは全く笑えません。

全力で引きます。

先生と呼ばれたり、村の偉い人だったりの場合も
ありますが、逆に自分が認められなかった鬱屈を
人を見下すことで解消する方法しか知らない方が繰り出すエロは、完全に抹消され糾弾されます。

エロはコミュニケーションで彩りです。

特に高齢者のエロは、枯れ木にポッと咲いた風情が喜ばれます。

ちょっと笑う程度のほどよい匙加減で

会話に混ぜたり、ちょっと手を握っちゃったよ。

みたいに　もう！☆☆さんはすぐちょっかいだして！と甘く注意されるぐらいに止めるのが正解です。

基本的に許される人は、私達をリスペクトし

常に感謝をしてくれていました。

以前の職場で

私がかなり沸騰したことがあります。

おじいさんが、いやらしい話をしていて
隣にいて、無視をしていたおばあさんに向かって

「ご機嫌斜めなのはメンスだからかな？」と

声をかけたのを聞いた時です。

言い方や物腰は柔らかいものの、まとわりつくような不快感がありました。

馬鹿にしていると感じました。

かなりガッツリ注意しました。

反応を見て、軌道修正が効かないなら、最初から出発は控えるべきです。

相手を思うことや、距離や、価値観や、敬意。

いろんなことをミックスしながら、繰り出さなければならないもの。

それこそが、程よいエロです。

昔から遊び人でろくでもないなどと家族が

嘆く人ほど、どうしてか鉄板で好かれます。

人との距離や気持ちを読み取るのが上手い人とも

いえます。人たらしは、歳をとっても健在です。

もちろん、エロは一切なしでただただ生き方が

魅力的でみんなを虜にする人もいます。

許される人になる道はただ一つ。

受け入れる人であるべきです。

許されるか許されないかは

受け入れたか受け入れなかったかに尽きます。

自分を過度に押さえつけず自由に生きること。

自分の生き方を受け入れてきたか。

我慢したものは、晩年思わぬ形で溢れます。

人に敬意をもち、慈しんで生活してきたこと。

大事な人の生き方を尊重してきたか。

蔑ろにしたものは、晩年思わぬ形で還ります。

私的、許される人、許されない人の研究発表は

これにて終了。

ご静聴ありがとうございました。ぱちぱちぱち👏

#おだんご論

#エッセイ