日常イノベーション
前にKANAさんとお会いした時に
私はKANAさんと全然違うのに
どうしてこうしてお会いしてみようと思うところまで
辿り着いたのか、不思議なんです。と話したら
全然遠いものが引き合うとね
イノベーションが起きやすいらしいよ。と
KANAさんがおっしゃいました。
KANAさんが、俳句や短歌を学んだ時に
類似性のない言葉の組み合わせが
爆発的な革新を生むと教えられたことがある
とお話しくださいました。
人と人もね、そうなんじゃないかな。と
KANAさんがニコニコしていて、
すごく心に残りました。
この話の時に、思い出す人がいました。
私は、プック君(プッククンの許しを得てこのように呼ばせてもらっています)のファンで
その更新を楽しみにしているのですが、忘れられないnoteがあります。
ぬばたまのG。この組み合わせ。
心底、震えました。
絶対思いつかない。
こんな品のいいGを見たことない。
プッククンの切り取る日常には、いつも
プッククンの視点がどこにフォーカスし
どこをカットしているかが鮮明です。
そこを浮かび上がらせるのか。という驚きは
私にいつもサイダーのような刺激と爽快感を与えます。
漫画も好きなのですが、今日のエッセイも秀逸でした。
なんというか、等身大で軽快で、柔らかい。
気持ちのよいエッセイを読みたい方にはおすすめです。
本当は教えたくないのですが、実は講評も最高です。
審査員として作品を選考された上で、それを評するという難しい文章が、私がその作者なら、泣くほど嬉しいぐらい丁寧です。
ちなみに、あまりに感動して別に参加もしていない企画にも関わらずコメントしました。
どうかしています。
それぐらいの心に響く講評で、私は小泉今日子さんの書評が好きなのですが、それを思い出すほどでした。
先日、プック君とコメントで言葉を交わした時に
私のnoteについて、「毎回切り口に驚かされます。」と書いてくれました。
私はそれがことのほか嬉しくて嬉しくて、
しばらく浮き足立ちました。
私も驚いてるよ、プック君。といつか伝えたい。そう思っていました。
プック君との出会いも、私にとっては異世界でした。
日常のささやかななじみのある空気の中の細部に宿るものを慈しむ。
そのスタンスに共鳴し
その切り口はそれぞれにある。
日常イノベーション。
私の創作にいつも気づきと刺激をくれる
プッククンに捧げるnoteです。