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外出制限のフランスから帰国。ホテル自主隔離生活レポート Part.1

ハロー、Momokoちゃん

すこし前にSKAM FRANCE愛を語ってくれた時に、さっそくYouTubeで何本か見てみたんだけど、いまのとこハマるところまで行かないの、なんでだろ。

Sex and the Cityも熱狂的ファンの友だちがDVD貸してくれたけど、世界観にまったく入りこめなくて途中でやめちゃったんだよね。SATCが好きじゃないなんて、女子じゃないとまで言われたわ。

ビバリーヒルズ高校生白書と青春白書に熱狂して、ビバヒルじゃなくアメリカみたいにナインオートゥーワンオー(90210ビバリーヒルズの郵便番号)って呼んでみたり、あげくロサンゼルスまで行って舞台となった高校を見てきた黒歴史があるから、SKAMも楽しめるポテンシャルはあるとおもうので引き続き見てみるね。

ところで、先週の12月6日にフランスから帰国し、ただいま実家ちかくのホテルで自主隔離生活を送っています。

日本に着いた次の日から数えてまる14日間は不要不急の外出を避け、公共交通機関の利用は禁止です。

今回は、自然療法やエコ、エシカルなど私が普段テーマとしている話題とはずれますが、だれもが初めての経験であるコロナ禍においてこの情報が役に立つ人がいるかもしれないので、帰国後から検査のながれ、自主隔離生活について少し書いてみようとおもいます。

まず、私が帰国を決めたのは、

ベジタリアン和食のランチを提供したり、オーガニック食材を使った和食ワークショップを行っている仕事場であるカルチャースペースが、1月20日まで閉鎖が決まり仕事がいちじるしく減ったこと

10月末から始まった二度目の外出規制がダラダラとつづきそうだと感じたこと

クリスマスや年始年末に人に会えずひとりで過ごすのがさみしい

フラストレーションがたまった人たちの不安や不満がふくらんで風船がはじけるように、テロや暴動の形でいまにも爆発しそうで、そんな不穏な雰囲気を感じて恐怖を感じたこと、などが理由です。

航空券は今は特別に往路も復路も、無料でなんどでも変更できるので安心して予約できました。

帰国する日はいつもなら使わないけど、旅行代理店の空港送迎サービスを利用して車で空港まで向かうことにしました。なるべくメトロに乗るリスクをさけたかったから。

その日は土曜日で、わたしの家から北に上がったポルト・デ・リラというところからレピュブリック広場までデモ行進があったのですが、群衆が近づいている時間が出発時刻にちょうどあたり、人も通りも紅潮していてさわがしく、道を占拠している警察の護衛車をきりぬけるようにしてパリを脱出。

パリ市内はゴミゴミして車もおおかったけど、
空港にちかづくにつれ車はほとんど通っていなくて、空港回りもシンとして非現実感があったのでほんとうに飛行機が飛ぶの?という感じでした。

空港内は思ったよりひとがたくさんいたのですが、日本行に乗る人は少なく、私が乗ったJALの46便はボーイング777-300ERで小さめの機体。

座席番号45から57のあいだのコンパートメントには19人しかお客さんがいなかったので、だれもが3席をひとりじめして寝られる状態だったのはありがたかったな。こんなに爆睡してあっというまに日本までたどりつけたのはパリ在住15年にして初めて。

ガラガラの機内

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機内でCAさんが到着後の検査のための5枚つづりの書類を配るので、記入するためにパスポートとボールペンを手元に準備しといた方がスムーズです。

羽田空港に到着するとすぐ、新型コロナウイルス感染症の検査があります。
検査場までは係員の人が誘導してくれるので心配はありません。

ただいま、タケル。

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検査前にひとりひとり検査官に記入した書類をわたし、いくつかの質問に答えます。

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1 熱などの症状はないか?

2 これから14日間どこに滞在するか?

3 空港から滞在先までどのように移動するか?

4 14日間の自主隔離のあいだ自治体の保健所からの連絡をLine、もしくはメール、電話のどの方法でおこなうか? 

などを聞かれました。

2、について私は勘違いしていたのですが帰国した日からではなく、帰国した翌日から数えて14日間のため、私は既定の日数より1日少なくホテルを予約していると指摘されました。ホテルは実家近くのため、のこり一日は実家で待機すると説明すると納得してもらえました。

ただしホテルから実家までの公共交通機関は使えませんよと念をおされました。母が迎えに来てくれるので、母がタクシーで荷物をはこび、自分は徒歩で移動しますと伝えました。

このあたり細かいようですが全部赤ペンで書類に書き込まれ、むこうが納得するまでつっこまれ続けます。

4、についてですが、Lineでの連絡が自治体の担当者にとって一番楽らしく、ススメられるのですが、日本の携帯番号を持っていないと登録できないということで、私はメールか電話での連絡ということになりました。

メールか電話のどちらになるかはわからないと言われましたが、自粛生活5日目のいまのところ、保健所から一度だけメールが来たのみです。
内容は毎日体温を測り、体調管理に気を付けるように、不要不急の外出は避けるようになどの注意喚起だけです。

面接の後は、小さなプラスチックのじょうごと試験管のような形の容器を渡されます。投票場のような間仕切りで仕切られた検査所で、容器にだ液を採取しました。

口が乾いていると難しいと聞いていたので、機内でこまめに水分をとっておいて正解でした。いっかいペッとやったら規定量をしめす赤い線のところまでとれたのですが、念のためもう一度ぺっとオマケしておきました。

規定の1~2mlのだ液が取れたら提出し、受付番号をもらいます。結果は電光掲示板に自分の受付番号が表示されたら取りに行きます。

待ち時間は日によって違いますが、最近は50分~2時間のあいだのようです。飛行機を降りるときに知り合いにばったり会うことができて、おしゃべりをしているうちに検査結果がでたので体感ではあっという間だったのですが、小一時間待ったようです。

検査後にもらった書類。左上に「陰性」の結果がぺたっとはられてます。

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無事検査を陰性で通り、スーツケースをピックアップし外に出ました。到着ロビーもだいぶ閑散としてお店はしまっていました。

公衆電話から事前に予約していたハイヤーの運転手さんに連絡し、タクシー乗り場で合流し多摩市のホテルまで移動しました。

ちなみに、今コロナ対策でハイヤーを運行する会社がたくさんありますが料金はピンからキリまで。羽田から多摩市まで5万円という見積もりを出してきた会社もあったのですが、同じ距離で16000円と一番安かったHISのハイヤーを利用しました。運転手さんも丁寧で車内も快適、きちんとコロナ対策仕様で安心でした。

車種はトヨタのハイエース

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私が滞在しているホテルでは、ウィルス感染症が流行している国から帰国したひとを検疫結果が陰性の場合のみ受け入れているのですが、室内の掃除はしてもらえません。リネン類やゴミなどはフロントに連絡し、ドアの外に出しておくと交換してもらえる仕組みです。

同様の対応をしてるホテルがおおいようです。

室内の掃除はコロコロでしています。
ホテル内の施設、コインランドリーやレストランなどは使用禁止なのですが、食事と日用品の買い物のための外出は制限されないということなので、駅前の便利な地域のホテルにしてよかったなあと思っています。
テイクアウトと母の差し入れで乗り切ります。

運動不足が気になるので、朝起きたら人があまりいない時間に近所の公園を散歩して、Eテレの健康番組や体操番組をよくみてこまめに体を動かしています。

今日は骨粗しょう症にならないための足の運動をしました。腸内細菌にも気を使ってぬか漬けをたべています。生活はすっかりおばあちゃん。

フランスは文化的に室内をムーディーに演出するため、ルームライトは弱めなのですが、日本は部屋をぱっと明るくするのが好みのようで、見たくないものまで見えることがある、と気づきました。

お風呂に入った時に腰と背中まわりを鏡で見ると、こうこうと照らされた腰回りが、おっそろしいほどにぶよんとしていたので、運動は自粛せずがんばります!

おっそろしいわほんと。女性ホルモンが減ったせいで私のせいではないのよ、けっして。

次回は、自然療法士の私が自主隔離生活のためにホテルに持ち込んだものについて書こうと思います。

それではまたね、Momoちゃん

外に出られたら会いたいわー。







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