見出し画像

まだ食べたことのないNYベーグル

*本記事は、以前、自身のブログに掲載したものを編集し直して、noteに投稿しています。

最近、ベーグルにはまっている。近所のベーグル屋さんが、とても人気だ。7:00開店なのだが、以前に1度、6:30に行ってみたら、もう30人くらの人だかりができている。昨今のコロナ対策のため、ショーケースでひとりひとりがカウンター越しに注文する、という営業スタイルに変更したとのことで、おそらく1時間待ちくらいになると思う。平日の早朝に、だ。

さて、そのベーグル屋さんのベーグルだが、ぱさつかずしっとりしすぎず、もっちりしすぎず、フワッとしすぎず、なんというか、ベーグルそのもの、だと私は思っている。噛みごたえ十分なのに、いくつも食べられてしまい、食事が止まらなくなりそうになったこともあるほどのお気に入りだ。

小さなお店のショーケースには、カラフルな具材がはさまれた断面が見えるよう、いくつものベーグルがきちんと並べられている。おそらく、その写真撮りたさに並んでいる人もいて、それで人気を博しているという一面もあるかもしれない。でも、それを上回る、つまり期待度をきちんと超えてくるしっかりした安定の味があるから、本当に人気店なんだろう。観光地や、渋谷や新宿などのいわゆる行楽地ではなく、ふつうの住宅地の中にあってもなお人気というのは、地元の人に愛されている証拠だとも思う。

なんとその大好きなベーグル屋さんが、お盆明けから秋ぐらいまで夏休みに入るとのこと。そもそも営業日は平日2日間と日曜日だけ、しかもほぼ午前中に売り切れごめん、のお店なのだが、さらにバケーションも1ヶ月近くとるというのだから、ますます異国な雰囲気があって気になる存在になる。

そこで、そのベーグル屋さんがお休みの間、せっかくなので他のベーグル屋さんも開拓しようと思い立ち、すでにいくつかのベーグル屋さんを探訪してみた。いまのところ、やっぱり近所のベーグル屋さんが一番だな〜と思っていたある日、原田マハさんの「やっぱり食べに行こう」というエッセイの中で、ニューヨークのベーグルについて紹介されていた。

地元のお気に入りのベーグル屋さんがお休みの間に私もニューヨークへベーグルを食べに…といきたいところだが、渡航自体ができなさそうな今年の夏は想いを馳せるだけにして、近所のベーグル屋さんを開拓することに精を出そうと思う。
#bookreview #Food

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?