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音楽に絶対的なものなんてないんだよね〜グレード受験した時に思ったこと

ヤマハ音楽教室にはピアノグレード、エレクトーングレード、指導グレードというグレード試験制度があります。

今回は私がまだ20代前半だった頃、エレクトーンの3級を受験した時のお話になります。

ピアノやエレクトーンの3級を受験する時、レパートリー曲の中にオリジナル(自作曲)を1曲用意する必要があります。楽譜も試験官の先生に提出するんですね。

その時、私にはグレードに持って行けるようなオリジナルが無くて、受験のために作ることにしました。

当時習っていた先生に「どんなものがいいですか?」と聞いたら「演奏グレードだからね。作曲グレードじゃないから、他のレパートリーと同じぐらいの難度があれば何でもいいんじゃない?」というお返事でした。

それじゃあということで、作曲、エレクトーンの音やリズム作り、楽譜の清書までを3日間でやり、次のレッスンで先生にOKをもらったので、そのオリジナルで受験したんですね。

初めて受験した時、試験官の先生にめちゃくちゃ怒られました。ボロカスに言われるってこういうことなんだねっていう…まぁ、そんな感じです(笑)とにかくオリジナルのことばかり怒られて帰って来た記憶があります。結果はもちろん不合格。

次のレッスンで先生にその時の様子を伝えたのですが、「そんなにダメかなぁ?別にいい曲だと思うけど。難度が極端に低いわけでもないし。この後受けに行っても、ずっとオリジナルについて言われ続けるようなら差し替えればいいんじゃない?」

私自身も、さすがに3日で作ったので大作だとは思わなかったですが、でも他のレパートリーと比べてそんなにダメな感じもしなかったんですね。先生と同じような意見だったんです。なので手を入れ直したりもしないで、そのままのオリジナルで再受験しておりました。

そしてその後、おかげさまで合格したのですが、その時の試験官の先生からいただいた講評がこちら。

「レパートリー演奏が全体に良かったと思うんだけど、中でもオリジナルがステキだったなぁ。さすが自分で作っただけあって、弾き方も自然でボク好きでした。」

嬉しかったのでその時の様子は鮮明に覚えてます。あっ、良かった!分かってくれる人いた!っていう気持ち。

音楽に絶対的な価値観なんてないんです。同じものを聴いても、良いと思う人がいたら、そうは思わない人もいる。それが普通のことなんですよね。たまたま今日の試験官がこの方だったから良いと思ってもらえた。それだけのことです。

だから、色んな先生に意見を聞いたり講評をいただくことって大事ですよ。視野が広がります。

そして逆に複数の先生に同じことを指摘された時は、やはりそこには何か問題があるということだとも思うので、真摯に向き合ってみることが必要ですよね。

小さいことは気にしないで、バンバン失敗していきましょう!(笑)


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