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「有益情報」にちょっと疲れちゃったので  〜noteを始めるまで〜

我が家の弟くん(4歳)が昨年春に幼稚園に入園し、1日数時間だけど自分の1人の時間が持てるようになった。それまで自分の中で燻っていた「料理教室をしたいけど…」という想いと、いよいよ向き合う時が来た。

料理教室をすると言っても、自宅はそんなに広くないし、アクセスも悪い。そんなところに来てくれる人はいるのかな?元手がないから、他に場所を作ることも、ちょっと難しい。

習える内容によっては、来てくれる人もいるかも?

そのためにはまずは自分と、自分の料理を知ってもらうことが必要なんじゃないかと考えた。それで、それまで長いことやってきたインスタグラムを使って、もう少し多くの人に知ってもらう=フォロワーさんを増やすことをとりあえずの目標にしてみた。

しかし、自分なりに頑張ってみても、全然増えない。

そんなことをしているうちに、弟くんの不定期な登園拒否が始まり、約1カ月間行けない時期もあったので、時間も心もそのことで占められ、自分の夢についてはまた少し後回しになった。

弟くんが進級し、やや安定的に通えるようになってきた頃、また自分の時間ができた。

その時になって初めて、世の中に溢れている「インスタグラム攻略法」みたいなものを見るようになった。

また、自分に必要なのは料理の知識を足すことではなく、ビジネス的観点を取り入れることだとも気づき、女性の起業やフリーランスについても参考になりそうなものを少しずつ勉強した。

いろいろなところで共通して言われていたことは、「有益な情報」+「個性」が売れるんだよ、ということ。確かに、そりゃそうだ。

自分が提供できる有益な情報って何かな、と随分頭を悩ませて考えた。そして、同じ業界の方はどんなことをどのように発信しているのか、意識して見た。毎日毎日考えた。

でも、なんとなくしっくり来ない。

有益な情報はもちろん大事だし、わたしも大いに助けられている。生活に必要不可欠。けれど、有益情報のみ発信しているものって、自分に必要な情報を受け取ったらおしまい、となることが多い。有益情報を見続けると、ちょっと疲れてしまう。

逆に、いわゆる有益な情報がなくても、見続けたい人がいる。会ったことがなくても、顔を知らなくても、その人の生活を追いたくなることってある。つまりファンになってしまう。

自分がそんなタイプなもんだから、自分で発信するものについても、何が相手のためになるのか、どんなことなら有益なのか…と考えてもなかなか出てこなくて、考えすぎて疲れてしまった。

疲れてしまって、「あぁ、自分の好きなことを好きなように発信したい…」というところまでいったときに、前から気になっていたnoteのことを思い出し、その世界をちょっとのぞいてみた。

好きなように発信したい…と思いつつも、以前のブログ(インスタの前に10年ほどやっていた)やインスタの経験から、好きなように発信すると、あんまり支持は得られないんだよな。。。見てくれる人が増えなきゃ、自分の仕事には繋がらないよな。。。という思いがあり、迷っていた。

有益な情報を盛り込んで、将来を見据えた投稿をするか?

今、自分が心から求めている「好きなことを思う存分発信する」場にするか?

迷っている間は投稿しないでおこうと決め、数日間は他の方の投稿を読んでみることにした。note界にわたしは何のツテもないので、まずは「料理」や「料理教室」などのワードで検索をかけ、気になるものを読んでいった。

いくつかはとても心地よく、いくつかは自分にはフィットしないなと思ったけれど、全ての文章から感じたのは、皆さんとてものびのびと、書きたいことを、ご自分のペースで書いている!ということだった。フィットしないものはあっても、不快なものや、変に煽られるようなものはひとつもなかった(今のところ)。

そうか、noteって好きなことを書いていいんだな

そう思えた。特に、ご自分の日常のことを書いている方の投稿にとても惹かれて、好きだなと感じた。

わたしもこういうの、書いていいのかも

もちろん、多くの人に読んでもらうためにはやはり「有益情報」が必要かもしれない。けれど今は、今のわたしが求めている「自分が書きたいことを存分に書く」を叶えるために書こうかな、とやっと気持ちが固まった。

そして、ひとつめの投稿のボタンを、エイッ!と押した。

今後、内容は変わっていくかもしれない。そのうちレシピとか、料理の実践的なこととか書き出すかもしれない。でもいつになっても「わたしが、今、書きたいこと」を書くという方針でいこうと思う!


あ、もうひとつ。文章を書くと、ついつい長くなってしまうのだけど、noteの世界には長い文章の人がたくさんいて(むしろそれが当たり前)、「ここなら嫌がられない…」と思ったのもnoteを始めてみよう!と思えた大きな要因です。

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