2011年の桜
写真を整理していたら2011年4月15日に撮った造幣局の桜の写真が出てきました。
この日は曇りでしたが、それほど寒くなくて駅の杵屋でうどんを食べたら汗をかくくらいの気温だった記憶があります。
世の中には原発事故のことばかりニュースばかり流れていたような。
でも影響のほぼなかった大阪はいつも通り人が多くて、造幣局にもたくさんの花見客がいました。
あのころは、「これからどうなるんだろう」って思っていました。というか、思っていなかった人はいないでしょう。
桜を見ながら、「あんなことがあっても時間は流れるんだな」と妙に関心したような気がします。
もうずーっと、ずーっとこの世の終わりみたいな雰囲気が続くような気がしてたんですよね。
原発の建屋が爆発した映像ばかり流れるし、テレビのCMはずっとポポポポーンだし。
でもちゃんと春は来た。
花はきっと、何が起ころうとも敏感に春をキャッチしてただ咲くだけ。
そして、勝手に救いや癒しを求めている人間にもやさしい。
ありがとう。
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