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【マンガ】人生諦めたら楽になった話

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こんにちは!竹内です。

会社員時代に超絶お世話になった先輩が、私の新刊を見つけて「単行本発売おめでと~」ってわざわざ連絡をくださったんですが(いい人)(ありがとうございます)は、は、は、はずかし~~~~~~!!!!

いえ、それ以上に感激で嬉しくてありがとうエンジェル!!!という気持ちでいっぱいいっぱいワッショイワッショイなんですが、この、自分の描いたものを人さまに見ていただいた時の恥ずかしさは、何なんだろう…もうその人の前に全裸で立たされているような恥ずかしさといたたまれなさなんだ…

漫画家である以上、一生この全裸感と戦っていかねばならんのかな…いやもうそれ以上にありがたいんですが。うん、嬉しい!ありがとうございます!!ワッショイ!!!

え~そんなわけで、漫画は毎度裸一貫・覚悟をもって描いている私です。今回の「人生諦めた話」もまさにそう。

今回の話は、大学時代の友人たちとの思い出をもとにしています。卒業して10年くらいになりますが、今でも年に数回集まって不定期に「婦人会」を開催している、仲の良い友人たちの話です。

突然自慢をはじめますが、この友人たちと言うのが素敵なんだな~!!みんな超いい女たちなんだぜ。

会社に勤めたり、自分で会社を経営したりとそれぞれ充実した仕事をしていて、子どもがいたり、家を買ったり、海外で働いたり…もうホント、現代の「素敵な人」を体現したような仲間たちなのです。皆で集まると最強に楽しくて、大学を卒業した後も、そういった友人たちに励まされ、刺激を貰いつつ過ごしてきました。

そんな中、私は20代後半でキャリアチェンジ。
仕事が思うようにいかず、公私ともに一気にごたごたが発生した時期がありました。

その結果、私は大好きな友人たちが「ま、まぶしくて見られない…!」という心理状態に陥ってしまったのです。変わらずみんな大好きなんだけど、どうしても自分だけが劣っているように感じてしまう…。
みんな気のいい女たちで、誰も私を悪く言う人はおらず、まさか私がそんな状態にあるなんて思ってすらいなかったのですが、人に相談したり、お願いしたりすることが大の苦手な私は、一人で悩みを抱え込んで苦しんでいました。

…で、結局私は漫画のように「諦念」によって「悟りを開いて」(これなんの話だったっけ笑)私の人生を、私らしくエンジョイできるようになりました。

漫画家として大成…には程遠いですが、自分が「こうありたい」という姿を明確に持ち、それを人と比べず、大切にすることが出来るようになってきたのかなと感じています。

この漫画にも大きな反響を頂き、お陰様でコミックエッセイの単行本にしていただけることになりました。

本の制作は爆速で進行していったのですが、ただひとつ、書籍のタイトルだけがど~~~しても決まりませんでした。

そこで、先述の友人たちに相談してみたんです。

すると、みんなが漫画を読んで「わかる~!!」「これ私のことかと思ったw」「全部めっちゃ頷きながら読んだわ」という反応をくれました。

充実した仕事を持ち、子どもがいて、素敵な家庭を持って人生をエンジョイしている…私にとってはワンダーウーマンみたいに完璧に見える友人たちも、それぞれに悩みを抱えて、自分なりに戦っているんだなと言うことを、改めて実感しました。

当たり前のことなんだけど、このことは忘れてはいけないなぁと思います。漫画を描いている時も、この「世間の言うまっとうな人生」を選んでいる人たちのことも、決して攻撃したくない、優劣ではなく「それぞれがみんな素敵なんだ」ということを伝えたかったので、私から見て「まっとう」な友人たちから貰った共感は、何より嬉しいものでした。

仕事があってもなくても、子どもや恋人がいてもいなくても、みんな違ってみんないいんだよ!!ということを、大人になって改めて感じています。

これからも、私がみんなのことを大切に出来るように、私自身が気持ちよく、自分を大切にしながら生活していきたいなと思っています。

あ、書籍のタイトルは担当Yさんがものすごい粘りと頑張りで付けてくださいました。すごくいいよね!感謝しかありません。ありがとうございます!!

【コミックエッセイの本が出ます!】

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