04:The year of independence
アフリカの年
こんにちは~花粉!!!
今年もこの季節がやってきてしまいましたね…。
私は数年前に花粉症デビューを果たしてから毎年この時期阿鼻叫喚なんですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今週もセルフ解説です!
タイトルの「The year of independence」は、1960年代にアフリカの脱植民地化が急激に進んだことを呼ぶ「アフリカの年(Year of Africa)」の別称です。
日本人的な感覚からすると、イギリスって「ヨーロッパ」の一部って感じだと思うのですが、実は歴史的にはイギリスは「大陸ヨーロッパ」にはあんまり肩入れしてないんですよね。
イギリスが覇権をとって大英帝国が拡大してからは、フランスやらドイツと仲良くするよりは、むしろ海外植民地とよろしくやるわっというスタンスを貫いてきたんですが、60年代に多数の海外植民地が独立したことで、そういった政治姿勢も変更をせざるを得なくなりました。
19060年代、英国文化は世界中でもてはやされて人気を博す一方で、同時に「大英帝国」はゆっくりと崩壊を始めていて、70年代には「英国病」とまで呼ばれるスーパー経済危機を経験するという…このコントラストにめちゃくちゃ萌える笑。
そんないろいろをヒントに描いた話だったんですが、全然生かされてないね笑。
ちなみにスパイ組のふたりは帝国主義者っていうか「仕事でお上に言われたからやってる」って感じのリベラルなつもりだったんですが、そういうのも上手に伝わらなくてもう…己の力のなさを…悔いるばかりだよ…!
描き残してしまったことが山ほどある部分でもあるので、リメイク版ではこの辺りももうちょっと深堀してお届けしたいものです。
今週のおたより
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漫画家・竹内絢香の好き!を詰め込んだ、「Takeuchi BOX」です。英国ネタから日々の考えまで、竹内がこれ超いいじゃん!と感じたものご…
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