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今週のおたより:惜別

こんにちは~!竹内です。
東京は雨の月曜日です。眠い、眠すぎるよ…!
気付けば4月も後半で、私は引き続き時の速さに泡を吹いていますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

そんな中、先日数年ぶりに大学時代のサークル同期とのリアル飲み会に参加してきました。
私は(絵とか全然関係ない)音楽系のサークルに所属してたんですが、そこはサークルとは名ばかりのゴリゴリ体育会系組織だったので、在籍時は毎日のように彼らと顔を合わせておりました。
卒業後頻繁に集まったりすることはないものの、いつも幹事をしてくれるマメな人がひとりいて(ありがてぇ)、彼の誘いに乗っかる形で年に一度はなんだかんだみんなで集まっているという仲です。
今回はゆるっと私の送別会も兼ねてくれて、10人くらいが集まったんですが、もうみんなアラフォーになり記憶もオボロゲなのでw、「えっと…アナタ今どこで何してるんだっけ?」から始めて近況を報告しつつ、非常に楽しい時間を過ごしました。

…でさ、驚いたんだけど、彼らと出会ってからなんと18年(!)の時が経とうとしているんだわ…!き、驚愕…!歴史じゃん!!
若い方は驚かれるかもですが、40も近くなってくるとほんと~~~うに時間が経つのがあっという間でして、これほどの長期間知り合いであるという実感がないまま、結果なんかすげぇ長い付き合いになってたなぁという状態なのです。
一方で、しょっちゅう連絡を取っているわけではなくとも、生活の変化を時々共有しあっているという安心感みたいなものはあって、結婚とか出産とか離婚とか転職とか引っ越しとか、ただ「見守っている」だけの関係でも、時を経ることで得られるサムシングがあるのだろうかということを改めて考えていました。

私は、数はあんまり多くないけど、とても素敵な友人や恩師に恵まれていると感じてまして、ず~っと連絡を取っているわけではなくても、気づけば彼らとはもう10年以上の付き合いになっています。
こうして継続している関係がとても居心地がいいと感じるし、ありがたいとも感じるし、友情でも恋愛でも家族でも「永遠」というのは存在しないと考えているからこそ、かえって長く続く関係に憧れを抱いているようです。
時期により濃淡はあったとしても、関係が「ずっと続いていく」ということそれ自体にロマンを感じるのだな~。
だから自分が描くキャラクターたちも、漫画に描かれる物語が終わっても、なんだかんだこの先もずっと一緒にいるんだろうな~と考えていることが多いです。

で、こんなふうに、時を重ねることでしか得られない関係性があると思っているからこそ、今ふと立ち止まって「大丈夫かな…」と感じておるわけです。
ていうかこの年になって「友達って…どうやったら出来るんだろ…!?」って悩むとは思わなかったよw

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